明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
まずは、お知らせです。
「誰も書かなかった株式投資の秘密」に、新項目を追加していますので、ご案内します。→ 株式投資の基礎講座
株式投資の基礎的な仕組み、基礎的な注意事項などについて、大切なことを書いています。
年の初めにあたって
さて、このご挨拶のタイトルは、「一陽来復の春」となっています。
一陽来復とは、単に冬から春に向かうということですが、悪い事が続いた後、幸運に向かっていくという意味もあります。
元々は易の言葉で、「陰が極まって陽が生ずること」を意味します。
陰が極まれば陽になり、陽が極まれば陰になります。まるで市場の動きを語っているようです。
昨年は、「戌(いぬ)笑う」と言う相場格言と反対に、大きな下げがありました。
この事について、見てみましょう。
私が作っている、日経225の年足をご覧下さい。以前公開したものに、2018年を加えています。
見にくい場合は、クリックして拡大してください。スマホの方は、クリックの後、ピンチアウト(2本の指で拡大する操作)をしてください。
7年ぶりの下落相場等々の言及がされています。確かにえげつない下げに見舞われました。総悲観のような状況です。
さて、私のように年足を見ている投資家はかなり少ないと思います。そもそも、良いチャートが見られるところがありませんでしたので、自分で作っています。
年足を見てみると、確かに久しぶりの大陰線です。
しかし、終値は、前年の始値を下回ってはいません。最安値も前年の最安値を下回ってはいません。
年足では下降トレンドに入ったとは言えません。調整の範囲内です。もちろん、今の処で、まだ分かりませんが、、、
下げ20年、上げ20年の40年周期を漠然と考えていると書いた事があります。まだ上げ20年の半ばです。
2019年、オリンピック前に先取りして相場が腰砕けするという可能性もありましたが、2025年に大阪万博も決まりました。
2018年10月26日に非公開フォーラム(登録&ログインが必要)で、日経も2万円を切る場面はあるかもしれないと書いています。
後講釈になりますが、現在、日経平均がおおよそ2万円を切ると、平均PBRが1倍を下回るのです。
平均PBRの1倍割れが下値の目処になることが多いと、経験上言えますので、そこまでは充分あり得ると考えていたからです。
事実、昨年末、2万円を割って、反発しました。
サブプライムショック(俗にリーマンショック)の時にも、大きな下げがありましたが、こちらもPBR0.9で反発しています。
(現在の平均PBRは、市場が成長していますので、当時と大きく異なります。)
ですから、ここから下げトレンドに入って行くというのは、非現実的なのです。
もちろん、通常の場合です。
通常でないことが起こった場合は、この限りではありません。
アメリカと中国の経済戦争。破綻可能性のある国家も山ほどありますし、デフォルトで影響を与えそうな国も多いのです。
中東では戦争の危機も現実にありますし、アジアでも北による危機や戦端も充分に考えられます。
かなり対策が取られますが、消費税の影響も未知数です。
しかし、今の処、考えても仕方がありません。悲観は市場にはいつでもあること、楽観もいつでもあります。
今年は、亥(い)固まるです。
これは反発の土台になる、値固めの時期と解釈されます。
去年の下げは、少し早めに来たと解釈すれば、亥で下値を固め、来年の子(ね)は繁栄へ繋がるとも言えます。
さて、今日は一献いかがですか。