優待は3000円程度の自社商品を年二回(レトルトスープ、ホワイトソースなど)。ただし、1年以上持続の株主のみ。すぐに優待は出ませんが、ちょっとお得な感じです。又、配当は一株40円程度出ています。100株単位ですので一単元で、4000円。配当と株主優待の利回りは、6%を超えます。(後日追記、優待は廃止されました。)現在値、1650円程度、100株単位ですので、16万強の投資になります。

洋風の調味料を食品工場やレストラン向けに生産しています。かなりの期間、安定的に成長を続けています。現在では海外進出も果たしています。一部の海外工場ではまだ赤字経営が続いていますが、商品そのものの評判は良く、しっかりとした品質の調味料が売りです。コンソメや野菜スープなどの原料の野菜類は自社農場で栽培し、生産工場もコンピュータで制御された近代的なものです。(自社農場で生産したジャガイモなどが優待品になることもあります)

消費者向けの商品の生産販売も始めていますが、まだアリアケって知らないと思う方もいらっしゃるかも知りません。しかし、インスタントラーメンのスープの原料なども生産していて、実は口にしている方はたくさんいるはずです。今日では、コンビニなどにアリアケの消費者向けの商品が並ぶこともあります。

財務体質は非常に良く、投資には安心感があります。また、優待がお得な企業としては珍しく、外国投資家の持ち株比率も高く、又、その投資比率は徐々に増えています。 もちろん国外投資家に取って優待制度の魅力はありません。つまり、優待が魅力な企業は、国内個人投資家の持ち株比率が多いのですが、多くの場合、国外投資家の比率は非常に少ないのが常です。ところがアリアケジャパンの外人持ち株比率はすでに26%にもなっていて、今も増え続けています。つまり純粋に魅力的な投資先として評価されているようです。又、洋風の畜産系エキスを原料とした天然調味料のメーカーとして、その品質が国内向けだけでなく、常用する欧米の人々の評価も高いという証拠かもしれません。なお、ブイヨンが、フランスのレ・グレ・ドール賞を受賞したこともあります。

長期にわたって下げ続けた株価もようやく底を打った感じです。浮動株も15%程度。利益も順調に伸びており、当サイトの評価は概ね「おすすめ優待株」に近いものです。ただし、大化けすると言うより、ゆっくりと長い時間を掛けて大きな評価が定まると言うことで、やや選から漏れました。