長期投資と未来予知

未来予知と書きましたが、もちろん超能力の話ではありません。
未来予測、未来展望のお話ですし、難しいことではありません。

一生涯が望ましい

長期に投資をするという事は、一生の投資になる可能性もあります。
いやむしろ、一生の投資になった方が望ましいです。

あなたが資産に加えた企業は、株式を購入した時から、延々と成長をして、あなたはそれを享受し続けます。配当で再投資をして、その配当も年々増額し、再投資と成長であなたの資産は拡大を続けて行きます。
あたかも雪だるま方式で複利運用され、いつのまにかの天文学的な成長の堆の果実を一生の日々、手に入れ続けます。
そして、あなたは思うのです。
子らに相続させるとき、まだこの企業を所有しておくように伝えようか、どうしようかと。

もちろん、このように長期投資が理想的な成功を収めることは、希であるかも知れません。
想定していた成長ストーリーが間違いであることが分かって、乗り換えをしたり、または、もっと有望な銘柄に乗り換えることもあるでしょう。

しかし、長期投資では、あと数年は成長を続けるとか、もうすぐ株価が上がるだろうという事を前提に購入することはありません。

この秀悦な企業は、時には躓きながらも、長い長い成長を続けて行くだろうと言う、その前提で購入する訳です。

そこには、未来を見据えた未来展望があります。
結果的に間違っていたかどうかは別にして、あなたなりの見通しを持って購入した訳です。

そのお話です。

未来予測は難しく無い

成長する会社には、成長する理由があります。他の会社にはない、秀悦な部分があるはずです。
アクシデントが無い限り、あっても乗り越えていく、力や能力をもった会社です。

これはかなり綿密に調べる必要があり、良く検討する必要がありますし、観測が必要です。
もしかしたら、危機に至ったときの行動が参考になるかも知れませんが、この先、何があるかは誰にも分かりませんので、なかなか難しい香ばしさがありますね。

ただし、世の中の動きは、比較的簡単に予測することができます。
近い未来の事を予測するのは難しいですが、遠い未来を予測するのは比較的に簡単です。

例えば新型コロナウイルスの蔓延は予測出来ませんでしたし、難しいことです。
しかし、コンピュータが社会の隅々で活用されるだろうということは、CPUチップで作られたパソコンが世の中に登場した時に予測が出来たはずです。
未来の子ども達はコンピューターで遊ぶと言う事も、業務の主要な部分をコンピューターが担うと言う事も、時期はともかく、予測するのは、難しくありませんでした。

同様にロボットが社会に入ってきて、身近なものになるだろうと言う事も、AIが業務などで活用され、人間を要しない職種が増えていくと言う事も、小さな萌芽で簡単に見通せるはずです。

世の中を変える物は、イデオロギーではなく、テクノロジーであると、以前書いた覚えがありますが、未来予測は、変えていく原因を観測すれば良いわけです。
それはイデオロギーを見ると言うことですね。

収穫加速の法則と、利便性不可逆の法則

未来予測をしていく事について、2つの重要な法則があります。

1つは、収穫加速の法則です。
これは、テクノロジーの進歩は、新しい成果と成果が結びつき、更なる発明が行われる事により、直線グラフ的ではなく、指数関数的に進歩するという経験則です。
あっという間に進歩すると言う事ですね。

もう一つの利便性不可逆の法則は、こういった法則はありません。
私が勝手に言っているものですが、何があっても便利なものは普及し、元に戻ることはないと言う事です。

例えば、35mmフィルムの後継として、富士フイルム、イーストマンコダックなどの共同開発でAPSフィルムと言うものが世界標準規格として出てきました。
デジタルカメラも同時期に出現しました。もちろん、10万画素程度のおもちゃ同然のものでした。

もちろん、APSフィルムは対応カメラと共に完成されたもので、デジタルカメラはまだ実用に耐えられるものではありませんでした。
しかし、結果はご存じの通り、デジカメの圧勝です。
おそらく、そうなるのではと思っていましたが、性能より利便性が決め手です。デジタルカメラはフィルムカメラに比べて、圧倒的に便利でした。

そして、収穫加速の法則。あっという間にデジタルカメラは進歩しました。

さて、その当時、収穫加速の法則と、利便性不可逆の法則が分かっていれば、フィルムメーカーに投資をするのは、間違い、あるいは注意すべきだと展望できたはずです。
事実、世界のコダックは、破綻しました。
もちろん、富士フイルムは、製薬、医学、バイオメーカーとして、成長しましたが、しかし、これは結果論です。
フィルムを捨てた富士フイルムの覚悟と行動を調べて、確信が持てれば投資してもよかったかもですが、長期投資家としては、手を出さないのが正解でした(その後に機会はあります)。

展望と四方山話

現在は、第四次産業革命の黎明期です。
第三次産業革命のコンピュータ、インターネットもまだまだ伸び、花を咲かせます。
そして、人類の普遍のテーマ、医療、美容、介護、健康があります。

その中で、あなたは、それそれのテクノロジーを観測して、便利であるか、便利ではないかを、自問自答すればよろしいと思われます。
そして、投資としては、もう一つ、重要なもの、それはゲームチェンジャーになっているかです。

例えば、現在、ホットなテーマでは、チャットGPTがありますね。色々と物議を醸していますが、圧倒的に便利です。
人により、まだまだ稚拙と言う方もいますが、それは問題にはなりません。収穫加速の法則があるからです。

AIが世の中に当然存在するものである時代がやって来ます。多くの職業や業界がなくなっていくか、変わっていくでしょう。
自動運転が存在すれば、当然、空飛ぶタクシーも存在するようになるでしょう。
運転させて安全、安心なのは、人間ではなく、AIです。医者も、AIのほうが安心安全という時代はすぐにやって来ます。

AIを上手に活用する人が有利になり、AIを担う企業と共に、AIを活用する企業が有利になります。

これからの世界で、抑える事

まだまだショボい、話にならないみたいなことは、無視が肝心です。
収穫加速の法則がなんとでもします。過ぎ去って見ればあっという間です。

便利であるかどうか、ゲームチェンジャーになっているかどうか、枠組みで抑える事は、それだけです。

IT業界だけの話ではないと言う事はお分かりでしょうか。

ありとあらゆる業界、会社に関連する変化がこれから起こります。
インターネット、AI、ロボットが、すべての業界を変えます。

業界ではなく、個別の会社での例

投資すべき会社 = AIを活用することを考えている。
投資すべきではない会社 = AIなんて関係ないと思っている。

投資すべき会社 = webマーケティングを重視している会社。
投資すべきではない会社 = 従来のマーケティングをしている、又は営業は足で稼ぐと思ってる会社。

投資すべき会社 = DX事業部、DX子会社を持っている会社。
投資すべきではない会社 = 未だにDX事業部がない、DX抵抗派がいる会社。

投資すべき会社 = ゲームチェンジャーを意識している会社。
投資すべきではない会社 = 従来のやり方をしている、業界にゲームチェンジャーが現れてしまった会社。

まだまだ、書いていけば切りがありませんが、あとはだいたい分かると思われます。