日経平均は、16017円まであってまた大幅な反発もあり、乱高下と言う趣でした。
前回の市況観測、「日経平均は弱含みですが、」で書いた見通しは変わっていませんので、この事について、特別に言及することはありませんでした。
もちろん、まだまだ危機が続いていくという可能性はあります。
しかしながら、リーマンショックのような金融市場を瓦解させるような大きな破綻や、元が想定を超える大きな切り下げに追い込まれるような事態が無い限り、そろそろ市場は落ち着いても良いのではないかとも思っています。
ただし、オイルマネーの市場からの大幅な撤退や中国減速の表面化などを考えると、大型株、国際優良株への投資、及び中国経済と関係の深い企業への投資は慎重にされることをお奨めします。
今後は、当面、材料のある内需小型株や業績の良い新興株、及び利回りのよい株主優待株への投資が相応しいでしょう。
(もちろん、オイルマネーの投資が多く、かなり下げた優良株(ファナック、GMO、オリックスなど)の打診もよろしいのでしょうが、まだ下落する可能性もあります。)
特に、概ね去年の9月の暴落と、今回の年明けの暴落を比べ、今回の底値の方が下回っていない銘柄、つまり切り上がっているいる銘柄に注目されると良いと思います。
(もちろん、各銘柄の特殊事情を除いて考える必要があります。)