M&A(Merger and Acquisition、企業の合併と買収)

Mergers(合併)と、Acquisitions(買収)を合わせた言葉で、企業の取得という観点から見た、企業の合併及び買収のことです。広義では資本提携や営業権譲渡なども含まれます。

合併して吸収してしまうことも行われますが、支配権を得るだけで傘下に収め、会社は存続する場合もあります。

多くの場合、M&Aの仲介会社を通して、事業の継承として、売りに出されている会社が取得されます。

事業に行き詰まって解散せざるを得ない状況やこのままでは展望が開けない場合などに、シナジーが効く企業同士の合併やグループ入などが模索されるわけです。
中小企業などでは事業継承者がいない、つまり跡取りがいないと言う理由で売りに出されることもあります。

もちろん、取締役会の意に反して買収攻勢を仕掛ける敵対的なM&Aも存在します。

株式の取得の手法としては、TOBなどがあります。

MACD(Moving Average Convergence and Divergence、移動平均収束拡散法)

マックDと呼びます。トレンドフォロー系の人気指標の1つです。

移動平均線から算出された期間の異なる2本のラインを使います。
移動平均線での売買サインのゴールデンクロスや、デッドクロスとほぼ同じような判断になります。

  • MACDがシグナルを下から上に抜くと、買いサイン。二本のラインが0より下でクロスして、ともに0より上回れば信頼性が増します。
  • MACDがシグナルを上から下に抜くと、売りサイン。二本のラインが0より上でクロスして、ともに0より下回れば信頼性が増します。

後日、詳細に解説予定。

MBI(Management Buy-in、買収後経営者招聘)

企業買収をして、買収後に外部から経営者を入れることを言います。

MBO(Management Buyout、経営陣買収)

M&Aの一種で、会社の経営陣が自社の株式を買取り、オーナー経営者として独立することを言います。また、事業本部長が事業部を買取り、分社化して独立するようなのれん分けで行われることもあります。
敵対的な買収への対抗策として、この経営陣による買収が行われることもあります。

多くの場合、会社の資産や将来の利益を担保に、金融機関からの融資を受けて行われます。

MBS(Mortgage Backed Security、モーゲージ証券)

住宅ローンなどの不動産担保融資の債権を裏付けとして発行される証券のことです。

住宅ローンの繰り上げ返済による期限前の償還のリスクがありますので、その分、相対的に高い利回りになっています。

MD(Merchandising)

マーチャンダイジングをご覧下さい。

MEBO(Management Employee Buyout、経営陣従業員共同買収)

経営陣と従業員が共同で会社を買収することを言います。

MLP(Master Limited Partnership、エネルギー事業の共同投資事業形態)

主に北米で天然ガスや石油のインフラ(パイプライン、貯蔵施設など)を展開する事業体で、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場しています。
REIT(不動産投資信託)に似ています。

100以上のMLPがあり、動向を表す指数としては、ニューヨーク上場のMLP50銘柄で構成されている、アレリアンMLP指数が有名です。

MMF(Money Management Fund、オープン型公社債投信の一種)

償還が長期でない安全性の高い国債、社債、コマーシャルペーパーなどを組み入れて運用されているファンドで、比較的出し入れが自由で利便性が高いものです。
元本割れのリスクは非常に少なくなっていますが、30日以内の解約は、手数料が要りますので元本割れになります。総じて一年定期預貯金より高い利回りになっています。

ちなみに、外貨建MMFの場合は、Money Management Fundではなく、Money Market Fundです。双方に混同されています。

似たものにMRFがあります。

MPO(Multiple Private Offering)

転換社債型新株予約権付社債(CB)、または新株予約権や優先株式を、第三者割当増資として証券会社に対して発行し、資金調達を行う手法です。

割当先の証券会社はCBや優先株式を普通株式に転換し、株式市場で売却します。

メリットとしては、証券会社は徐々に売却をしていきますので、株価の下落が押さえられることです。

派生したものにHPOがあります。
HPOのほうが株式への転換が起こりにくくなっており、早期に資金が必要な場合はMPO、希薄化をなるべく避けて資金調達をしたい場合は、HPOといった使い分けがされます。

MRF(Money Reserve Fund、オープン型の公社債投資信託の一種)

安全性が高い、残存期間の短い、内外の公社債およびコマーシャルペーパーなどを投資対象としていて、出し入れが自由です。

MMFと似ていますが、MRFは証券口座に入金すると自動的に運用されるので、普通預金と同じような利便性があり、同じように使えます。

安全性が高く、MMFは特殊な状況下で過去に元本割れを起こしたことがありますが、MRFは一度もありません。

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