マーケット(market)

日本語では市場(しじょう)と言います。

取引所のような特定の場所を意味しません。価格を形成するすべての構成や需給を言います。
取引所は、市場(マーケット)の一部です。

マーケットアプローチ(Market Approach)

企業価値評価の手法の1つ。

同業種の上場企業を参照し、その指標を参考に企業価値を類推する方法です。

インカムアプローチコストアプローチも参照してください。

マーケットインパクト(Market Impact )

自分自身の売り買いで価格が変動してしまうリスク。
大量に持った場合や市場の流動性が十分でない場合に起こります。

マーケットニュートラル(Market neutral)

割高を売り、割安を買うようにして、売りと買いを組み合わせ、相場の変動による影響を極力受けないように中立を保つ投資戦略。

インデックスに対して、プラスというような考え方でなく、インデックスがどのように動こうがプラスにすると言う考え方に立ちます。

マーケットポートフォリオ(Market Portfolio)

その市場の全銘柄の構成比と同じように作ったポートフォリオです。
全銘柄を購入することと同じになります。

マーケットメイク(Market Make)

取引所から指定された証券会社などのマーケットメイカーが、売り値、買い値を恒常的に発表し、取引の相手側になって、その値段で売買注文に応じることで相場を形成する方法。

店頭取引の値付け方法です。外国為替市場もこの方法によります。
東証を始め、証券取引所の多くは、オークション方式ですが、ナスダックはメーケットメイクです。

マーチャンダイジング(Merchandising、商品政策)

消費者の要求に応えて商品を購入して貰えるようにする活動です。
消費者の求める商品を、適切な数量、適切な価格、適切なタイミング等で提供するための企業活動全般を言い、企画、価格設定から、店舗のレイアウトまで多岐に渡ります。

商品情報、商品管理、発注、仕入、販売管理、在庫管理販促などを一体として行うコンピュータシステムを、マーチャンダイジング・システムと呼びます。

枚(まい)

俗に売買単位一単位の株式のことを枚と言い、1枚、2枚と数えます。100株が売買単位の株式の場合、1000株持っていたら、10枚と言います。

マイナス金利(まいなすきんり)

通常、お金を貸し付けた場合の利息はプラスですが、これがマイナスになることです。
低金利下の一時的な短期金利や利鞘を稼くための国債需要など、特殊な状況で発生します。

マイナス成長(まいなすせいちょう)

GDP(国内総生産)が前年度比で縮小すること。

マクロ経済(まくろけいざい)

マクロとは、大きい、長いという意味です。

経済の骨組み、一国の経済など、大きく全体の経済をマクロ経済と言います。

マクロ分析(まくろぶんせき)

巨視的分析。経済全体にかかわる数値の分析などを言います。

マザーズ(Mothers、Market of the high-growth and emerging stocks)

東京証券取引所の新興企業向け市場。

上場基準が緩くなっています。

マザーファンド(Mother fund)

ファミリーファンド方式で、複数のベビーファンドが投資する親ファンドです。

ファミリーファンド方式を参照してください。

マッチング理論(まっちんぐりろん)

色々な好みを持つ人同士をどうマッチさせ、限られた資源をどう人々に配分するか、ということを研究する理論です。
ピーター・ダイアモンド、デール・モーテンセン、クリストファー・ピサリデスにより、2010年のノーベル経済学賞を受賞しました。

窓(まど)

ギャップのことで、取引のない価格帯です。前後のローソク足の間の隙間で、空(くう)とも言います。

窓が出来ることを窓を空けると言います。開けるではなく、空けるです。
また、この窓が空いた部分に株価が戻り、取引をすることを窓を閉める、窓を埋める、窓埋めと言います。

このように非連続になる理由は、取引をしていない時間帯があるためで、24時間取引であれば、そうそうあることではありません。
しかしながら、窓を空けて動くというと言う事は、ある程度、勢いが有ると言う事になります。

また、窓を埋めるか埋めないかは、その時々です。
窓を埋めることが多いのは、大きく動いたときは反転することが多いことと、多くの人が窓は埋めると思っているからだと思われます。

概ね何かの大きな材料などのそれなりの理由があって、窓が空いた場合は埋めないことが多く、相場の綾で空いた場合は埋めることが多いようです。

マネーサプライ(Money supply)

通貨供給量。市中に出回っている通貨の量です。→ マネーストック

マネーストック(Money stock)

個人、一般法人、公共団体が保有している通貨量です。
金融機関と中央政府の預金などは除きます。

2008年に範囲や通貨保有主体が見直され、マネーサプライ統計が、マネーストック統計に変更されました。
日銀ではマネーストックを使用するようになっています。

マネープールファンド(まねーぷーるふぁんど)

一時的な通貨の待避用のファンドです。
業種別選択型ファンドやセレクト型ファンドなどのスイッチングが行えるファンドで、一時的に現金にしておくためのファンドです。

マネーフロー(Money flow )

資金循環のこと。資金の流通。お金の余っているところから資金の足りないところへ、資金が移動する流れのことです。

このマネーフローを起こす仕組みを金融と呼びます。

マネーローンダリング(Money Laundering)

資金洗浄のこと。
麻薬など犯罪で得たお金の出所を隠すため、次々に資金を移動させたり、小口に分散したりすることを言います。

マネタイゼーション(Monetization)

貨幣を発行すること。また、資産や資源などを現金化することですが、国債の直接引き受けのことを言います。

マネタリーベース(Monetary base)

現金通貨(銀行券、貨幣)と、日銀当座預金の合計です。
日銀が金融政策によってコントロールします。

真水(まみず)

経済対策費で、実際にGDPに直接作用するであろうものを真水と言います。

経済対策費15兆円、真水部分10兆円などと使いますが、特に定義があるわけではありません。
公共工事で言えば、実際の工事費が真水で、土地の購入費が除外されたりします。

マルチプル・エクスパンション(Multiple Expansion)

個別株のPERが上昇していることを言います。
人気や期待が高まっている、もしくは成長性が増していると思われていることを示します。

マルチプル・コントラクション(Multiple Contraction)

個別株のPERが下がっていることを言います。
人気や期待が下がっている、もしくは成長力が衰えていくと思われていることを示します。

マル優(まるゆう)

障害者等の利子所得等の少額貯蓄非課税制度です。

丸坊主(まるぼうず)

上にも下にもヒゲがない、長いローソク足です。

寄りが一番安く(高く)、引けが一番高く(安く)なったもので、それぞれ、陽の丸坊主と陰の丸坊主があります。
相場が一方向に動いたことで、陽は強く、陰は弱いサインと言われます。

しかし、特にこれだけでは判断出来ず、チャート全体での位置を考える必要があるでしょう。
長い低迷期での陽の丸坊主は注目して良いと思います。

マンデート(Mandate)

株式発行などの業務を証券会社などの金融機関に委託すること。

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