- ユーロ(EURO)
- ユーロ円債(ゆーろえんさい)
- ユーロクリア(EURO-CLEAR)
- ユーロ債(ゆーろさい)
- ユーロ市場(Euromarket)
- ユーロ建て債(ゆーろだてさい)
- ユーロネクスト(Euronext)
- 有価証券(ゆうかしょうけん)
- 有価証券報告書(ゆうかしょうけんほうこくしょ)
- 有期年金(ゆうきねんきん)
- 有形固定資産(ゆうけいこていしさん)
- 有限責任事業組合(ゆうげんせきにんじぎょうくみあい)
- 有効求人倍率(ゆうこうきゅうじんばいりつ)
- 有効フロンティア(ゆうこうふろんてぃあ)
- 有事のドル買い(ゆうじのどるがい)
- 優先株式(ゆうせんかぶしき)
- 優先市場(ゆうせんしじょう)
- 優先出資証券(ゆうせんしゅっししょうけん)
- 有利子負債(ゆうりしふさい)
- 優良株(ゆうりょうかぶ)
- ユニバーサルバンク(Universal Bank)
- ユニバース(Universe)
- 輸入予約(ゆにゅうよやく)
- 緩む(ゆるむ)
ユーロ(EURO)
欧州連合(EU)加盟28カ国のうちの19カ国が参加する共通通貨の名称です。
この地域のことをユーロ圏と言います。
ユーロ円債(ゆーろえんさい)
自国市場以外で取引される自国通貨の金融市場を、ヨーロッパでこのような取引が始まった名残で、ユーロ市場と呼びます。
また、自国以外の金融機関に預けられている自国通貨や非居住者によって所有されている自国通貨のことをユーロマネー、又はユーロカレンシーと言います。
このユーロ市場でユーロマネーを対象として発行される円建ての債券をユーロ円債と言います。後述するユーロ建て債とは違います。
ユーロクリア(EURO-CLEAR)
ベルギーのブリュッセルにある民間の代表的な国際決済機関です。
モルガン銀行のオペレーション部門が独立した機関で、今では国際決済機関はこのユーロクリアとクリアストリームの2社だけになっています。
ユーロ債(ゆーろさい)
自国市場以外で取引される自国通貨の金融市場のユーロ市場で発行された債券です。
ユーロ市場(Euromarket)
自国市場以外で自国通貨が取引される金融市場の総称です。
ヨーロッパでこのような取引が始まったので、ユーロ市場と言いますが、いわゆる欧州通貨のユーロのことではありません。
このような市場にある通貨をユーロマネーと言いますが、通貨のユーロではありません。また、ドルであればユーロダラーとも言います。
母国市場の規制や法律にはとらわれず、その国の通貨が取引できます。
ユーロ建て債(ゆーろだてさい)
外貨建ての債券の1つです。
欧州通貨のユーロで元本を払い込み、償還金や利息などもユーロで受け取る債券のことです。
ユーロ市場で発行された、ユーロ建て債券は、ユーロユーロ債と言います。
紛らわしいので、注意してください。
ユーロネクスト(Euronext)
2000年に、フランスのパリ証券取引所、オランダのアムステルダム証券取引所、ベルギーのブリュッセル証券取引所の3つが統合されて誕生しました。
2002年には、ポルトガルのリスボン証券取引所、ロンドンのデリバティブ取引所が合流しています。
2007年に、ニューヨーク市場を運営していたNYSEグループと合併しています。
運営主体の名称は、NYSEユーロネクストで、ニューヨーク証券取引所も傘下になりました。
株主は、インターコンチネンタル取引所で、取引市場の寡占化が進んでいます。
有価証券(ゆうかしょうけん)
財産的価値のある権利(財産権)を表す証券や証書のことです。財産権の権利書です。
電子化されていて証券の形を取っていない物も含まれます。
株式、債券、投資信託の受益証券、CP、ワラント、抵当証券などが、金融商品取引法第2条で有価証券と定義されています。
しかし、広義には、小切手や約束手形、貨物引換証、図書券、商品券なども有価証券と判断されています。
ただし、郵便切手はそれ自体に価値があるため有価証券とはしません。紙幣も同じです。
何かの財産権を証明する書類が商法上で解釈される有価証券になります。
有価証券報告書(ゆうかしょうけんほうこくしょ)
事業年度ごとに作成して開示するように、金融商品取引法で規定されている資料です。いわゆる決算等の事業報告書です。
提出義務のある会社は、上場企業、店頭登録企業、社債などの発行に義務のある有価証券届出書提出会社、過去5年間で株主等が1000人以上になったことがある企業(資本金5億以上)などです。
現在では、書面でなくEDINETへの電子書類での提出が義務づけられています。
有期年金(ゆうきねんきん)
年金の受け取り方法の種類の1つ。
10年など、予め決められた期間の受給で終了するもので、受取期間中に死亡した場合はその時点で受け取りは終了します。
保証期間付有期年金では、死亡した場合でも残りの期間を遺族で受給出来ます。
有形固定資産(ゆうけいこていしさん)
形のある固定資産で、土地、建物、設備、車や船舶や旅客機などです。
貸借対照表の資産の部に計上されます。
有限責任事業組合(ゆうげんせきにんじぎょうくみあい)
出資者の責任が出資金の範囲内である事業組合です。
「有限責任事業組合契約に関する法律」によって運営されます。
LLP(Limited Liability Partnership)を参照してください。
有効求人倍率(ゆうこうきゅうじんばいりつ)
一人の求職者あたり何人の求人があるかの倍率です。
有効とは、公共職業安定所(ハローワーク)の求人受付には有効期間(通常2ヶ月)があるので、期間内で求職し続けているものと、新規の求職者の合計のことです。
有効フロンティア(ゆうこうふろんてぃあ)
効率的フロンティアとも言います。
ポートフォリオ理論で、リスクとリターンの組み合わせで、もっとも有利な選択を繋ぎ合わせた曲線のことです。
効率的フロンティアも参照してください。
有事のドル買い(ゆうじのどるがい)
格言、又はキャッチフレーズ。
戦争など突発事では、流動性が高く、国際的な信頼が高い安全資産と言われる強いドルが買われると言う経験則です。
ただ、アメリカ自身がテロの標的になったりしますので、必ずしもそうなるわけでは無く、その時々の情勢に寄ります。
優先株式(ゆうせんかぶしき)
種類株式の1つで、配当を優先的に受けられたり、残余財産の分与を優先的に受けられたりする株式です。
多くの場合、その代わりに議決権がなかったりします。
普通株式と債券の中間的なものです。
優先市場(ゆうせんしじょう)
複数の取引所の上場している銘柄での代表的な取引市場です。
取引の場合、特に指定しない限りその取引所に注文を出すことを、当社優先市場として証券会社ごとに定めてある場合があります。
優先出資証券(ゆうせんしゅっししょうけん)
協同組織金融機関、及び特別目的会社が、広く投資家の出資を募る意味で発行する有価証券をいいます。
普通出資者総会での議決権がない替わりに配当が優先的に受けられます。
株式会社の優先株のようなものです。
農林中央金庫、商工組合中央金庫、全国信用協同組合連合会などや特別目的会社に、「協同組織金融機関の優先出資に関する法律」や「資産の流動化に関する法律」によって発行が認められています。
有利子負債(ゆうりしふさい)
利子を払わなければならない負債です。
つまり、銀行からの借入金や社債です。
有利子負債依存度(ゆうりしふさいいぞんど)
総資産に対する有利子負債の比率を言います。
(有利子負債残高 ÷ 総資産) × 100
低いほど依存度が低く健全です。
有利子負債比率(ゆうりしふさいひりつ)
自己資本に対する有利子負債の比率を言います。
(有利子負債残高 ÷ 自己資本) × 100
低いほど財務は健全です。
有利子負債利子率(ゆうりしふさいりしりつ)
有利子負債の支払い利息の割合です。
(金融費用 ÷ 期中平均有利子負債) × 100
金融費用は、割引料、支払い利息、社債利子等。
低いほど負担が軽くなります。
優良株(ゆうりょうかぶ)
一般には、財務内容や業績ががよく、配当率も高く、安定している会社の株式です。
アメリカでは、ブルーチップと言います。
ユニバーサルバンク(Universal Bank)
商業銀行と投資銀行や生損保やリースや債権回収など、幅広い金融業務を行う銀行です。
欧州では一般的ですが、日本やアメリカでは子会社などを通して行う必要があります。
ユニバース(Universe)
一定の目的に添った投資商品の集合体を言います。
輸入予約(ゆにゅうよやく)
輸入企業が支払いのために為替予約する取引のことを言います。
支払いの日は決まっていますので、為替変動による予定外出費を避けるために予めしておくのが輸入予約です。
緩む(ゆるむ)
堅調に上昇することをしっかり、又はしまると言いますが、緩むというのは、値を落とすことです。