追加型投資信託(ついかがたとうししんたく)
いつでも順次購入できる投資信託を言います。
販売時期だけの単位型投資信託と違い、設定後も購入、追加、解約が簡単です。
単位型投資信託も参照して下さい。
追撃売り(ついげきうり)
概ね信用取引の売りで言いますが、下がってきたところをさらに売って行って、売りの手を止めないことです。
追い討ちをかけるように売ることです。
売りポジションを増やすと言う事ですが、下げて行っている株価を、さらに攻撃して、撃墜させると言うような意味合いで使います。
追撃買い(ついげきがい)
追撃売りの反対の言葉で、追撃買いと表現している方が数多くいらっしゃいますが、これは間違った用法です。
買いは、買い乗せ、または利乗せの買いです。
乗せていくものであって、追撃ではありません。上がって行く株価を追撃して、撃墜、撃破してはいけません。
不思議に思って、証券会社系の用語集を確認しましたが、やはり追撃売りはあっても、追撃買いはありませんでした。
ツイストオペ(operation twist)
ツイスト・オペレーションや、オペレーション・ツイストとも言います。
長期国債の買いオペレーションと、短期国債の売りオペレーション、又はその逆を同時にする、公開市場操作の1つです。
通貨供給量を一定量に保ったままで、長期金利と短期金利を反対方向へ誘導することを狙って行います。
通常は、長期国債を買って、短期国債を売ります。
長期金利が下がり、住宅投資や企業の設備投資が増えます。短期金利は上がり、自国通貨の下支えになります。
通貨オプション(つうかおぷしょん)
通貨のオプション取引です。
オプション取引を参照してください。
通貨切下げ(つうかきりさげ)
固定相場制を採用している国が、自国通貨の価値を下げる方向で、交換レートを変えることです。
輸出品の価格が安くなるため、国際競争力が高まるという効果を狙います。
変動相場制の国では、相場で動きますので、通貨切り下げはありません。
通貨戦争(つうかせんそう)
自国通貨を他国より安くなるように誘導し合う、お互いの競争です。
輸出企業の競争力強化などを目的としていて、国内の生産分野や経済に実利がありますので、この利益の取り合いを戦争に例えています。
いつもそうですが、通貨戦争の勝利者は、戦争に参加した国、すべてです。戦争に参加しなかった国は、すべて敗北します。
通貨選択型投資信託(つうかせんたくがたとうししんたく)
投資対象に加えて、対象になる通貨も選択できる投資信託です。
選択した通貨が高くなると、為替差益が得られますが、選択した通貨が安くなる差損が出ます。
通貨マフィア(つうかまふぃあ)
通貨外交のプロたちで、外交ルートとは別の隠密行動をとるために、このように呼ばれます。
各国の為替政策の責任者や担当者で、お互いに連絡出来る直通回線での協議、あるいは駆け引き、国際金融会議では裏で暗躍?します。
執筆時現在の日銀総裁の黒田氏は、通貨マフィア出身の初めての日銀総裁と言われています。
月足(つきあし)
主にローソク足で言います。
1つのローソクが一月単位になっているローソク足チャートです。
突込み売り(つっこみうり)
株価が下がっているところで、さらに売りを入れること。突っ込みとは下がることです。
普通は、信用取引の売りのことで使います。
突込み買い(つっこみがい)
株価が下がっているところで、買いを入れること。
つなぎ売り(つなぎうり)
単につなぎとも言います。ヘッジのことです。
主に保有している現物株式が値下がりすることが予想された時に、現物株式を売らずに、信用取引で同じ株を売ることを言います。
株式が下がったら、信用で売っている株を買い戻して、差が利益になります。
意に反して上がってしまった場合、信用取引で売っている株を買い戻さず、自分の持っている現物株を引き渡す「現渡し」で決済することも出来る手法です。
ただし、つなぎには色々なものがあり、信用買いしているものを決済せず、信用売りを入れることもつなぎと言い、関連が高い別の銘柄で信用売りをしておくこともつなぎと言います。
また、株主優待銘柄を現物買い、信用売りをして、権利日以降に現渡(げんわたし、現物株を引き渡して決済)をすることで、権利落ちのリスクをヘッジして、権利の取得のみをすることもつなぎと言います。
相場技法として行われ、つなぎはプロの美技と言う格言もあり、秘技、奥義と言われたりもします。イギリスにも、つなぎは知性の表れという格言があります。
つみたてNISA(Nippon Individual Saving Account、少額投資非課税制度の積立型)
NISAの積立専用型で、長期の積み立てに適した投資信託のみが対象です。年間40万円の投資枠で、20年間非課税が続きます。
通常のNISAと併用できず、どちらか一方を選ぶことになります。
NISAを参照してください。
強気(つよき)
相場が上がると想定していること。
米国では、強気は雄牛のブル(Bull)と言い、弱気を熊のベア(Bear)と言います。
強含み(つよぶくみ)
強い感じの相場状況。主に上昇過程で言います。
つれ高(つれだか)
あるものにつられて、他のものも上がることを言います。
為替などもそうですし、株式の銘柄でもペアで動くものは多いですね。
つれ安(つれやす)
つれ高の反対で、つられて安くなることです。