以前から、お奨め銘柄としていました健康コーポレーションですが、このところの上昇が目立っています。
当初のお奨めのころから比べると、2.7倍程度になっていますが、もちろんまだこれからの会社です。他の銘柄に比べると上昇が遅く心配された方もいらっしゃるかも知れませんが、長期での成長を見守ると言うスタンスの銘柄です。
おそらく最近の上昇は、知名度が増して来たと言うところが実際では無いでしょうか。私がお奨めした頃は、株主優待は大変お得な銘柄でしたが、株主優待を目当てにされる方の中でもあまり知られていませんでした。何よりも札幌アンビシャス市場に上場と言うことで、投資家には蚊帳の外だったのです。
どろわわのテレビCMの開始、ライザップの躍進での露出とテレビCMなどで、この会社の存在が知られてきたと言うことでしょう。それと共に、グループ会社の陣容が整ってきて、ビジネスモデルの完成と急成長が安心感を与えていることだと思います。
最初の頃は少し不安定な面があるので、少数の投資をお奨めしておりましたが、かなり安心感が増してきました。売り上げはもうすぐ200億です。堂々たる会社に育ちつつあります。販売力に問題のある会社をM&Aで取得して、インターネットによる膨大な顧客名簿と子会社として持っているコレクトセンター業務会社で後押しするというシナジーも威力を出しつつあります。
資本金こそ1億ですが、これは外形標準課税を逃れるための減資で、最近ではGMOインターネットが行っています。少しせこい面もありますが、機を見て敏、この行動力はさすがに若い社長ではあります。
まだまだ財務体質は弱く、少数品目に売り上げの大部分を頼っているという構造がありますので、浮き沈みの可能性はありますが、1年前から比べれば、多くのヒット分野を持ち始めています。当然、多角化への意欲が強く、中には撤退するビジネスも出て、紆余曲折はあるでしょうが、総じて、閾値は超えたという感じです。
そして、この会社の大きな特徴の一つは、川上から川下まで、つまり製造から、販売までを一貫して行っていると言うこと。これは小さな会社にしては面白い特異性です。もちろん強みです。
株主優待も大変お得で、株主還元の意欲も強い会社で、隔月ごとの主要3社の売り上げを発表するなど、株主に対する配慮に好感が持てます。
株主優待は、半期に、100株以上 2,000円相当、300株以上 5,000円相当、500株以上 8,000円相当、1,000株以上 10,000円相当の商品ですが、余裕があれば、是非とも最高額の優待を確保してほしいものです。そして、更なる値上がりを待ち、半数を売却して、資金を回収して、さらに成長を見守るというスタンスが良いかも知れません。