アリアケジャパンが優待廃止になっています。前回の記事で乗り換えをした場合はここでお知らせしますと書きましたね。

乗り換えをしました。乗り換え先は優待株ではありませんので、番外編です。

ハーモニックドライブシステムです。現在、1841円、100株で18万円ちょいです。理研ビタミンなども考えていたのですが、どうせ優待株では無くなっていると言うことで、優待株以外も選定対象にして、中長期投資としています。そのわけは、、、

ハーモニック・ドライブ・システム

減速機、及びメカトロニクス製造会社です。 特殊精密減速機のオンリーワン企業になります。日本語では波動歯車装置と言いますが、実用化に成功しているのは、この会社のみです。

ロボットなどの関節に使われます。ホンダのアスモなどにも数多く使われている物です。その他、宇宙開発、海洋開発、地下資源掘削機、高級自動車にも一部使用されます。

高回転精度、高位置決め精度、小型、軽量、高減速比、高トルク容量、ノンバックラッシ(動作遊びがない)、高効率、静けさ、無振動などが主な特徴で、画期的な減速機で、高性能機器には無くては成らない物です。

トヨタ自動車なども資本参加しています。これには逸話があって、この機構が欲しくて自社で開発を始めたのですが、トヨタにしてもどうしても実用化が不可能で、資本参加して供給を確実にされるようにしたという話です。

特筆すべきは、売上高営業利益率は、20%を超えていて、浮動株は4%程度です。

これからの企業です。現在、特殊な減速機で需要は多くはないのですが、精密な機構には無くては成らないものです。

スマートフォンなどの精密小型機器の製造装置などもこの精密機構が必要です。また高級自動車に使われた物は、やがては大衆車にも降りてきます。産業用ロボットはすでに一般的ですが、人型ロボットなども徐々に実社会で使用されていくでしょう。

ハイテク機器は、進化していけば、電子機器のみで完結しません。やがては手足をもち、機構を持ちます。

例えばプリンターにしてもスキャナーにしても、恐ろしいほどの精密さを備えようとすれば、この機構が必要になります。現在、黎明期のロボット掃除機でも、吸引の腕を出して隅の掃除をしようとすれば、確実な位置決めが必要です。でないと高級家具を傷めます。

未来では需要は膨大です。やがては他にも実用化に成功する企業も出てくるでしょう。しかし、現在どこも実用化できない機器を、現在実用化している企業が世界のシェアの半分以上を占めるのは確実でしょう。

長期投資として、考えています。※2019年のカテゴリー区分の変更に伴い、注目銘柄に変更しています。