文在寅(ムン・ジェイン)大統領誕生についてです。又、朝鮮半島有事について、少しラフに書きます。

文在寅大統領と韓国経済に付いて

韓国と言うのは、つくづく、よりにもよっていつも最悪なときに最悪な行動を取る国ですね。
中国経済がバブル崩壊に入って行くときに中国にすり寄り、そして、今度も北との緊張が高まっているときに、文在寅(ムン・ジェイン)大統領ですか、そうですか、さようですか。

話していることを聞いてみると、文在寅氏は、韓国経済にしても、外交にしても現状認識がまったく出来ていない人だと思えます。
反日教育をしている国の、その中でも反日であるということですので、筋金入りでしょう。しかし、これから大変なのは韓国です。

北朝鮮との危機については、後で詳しく書きますが、平壌に真っ先に話し合いに行きたいと言う事ですね。
断言したいと思いますが、北との問題を話し合いで解決と言うような人間は、明らかに詐欺師です。詐欺師でなければ、北の工作員か愚か者でしょう。
話し合いで解決が出来ていたのなら、30年前に解決しています。30年誰にも出来なかったものが出来るのでしょうか。
今までも決まったことを何度も何度も反故にされ、蒸し返されています。それは南の外交でも同じです。
つまり、北のやっていることは自分たちがやっている事と同じですので、分かっているはずです。

まともな国とは思えない

慰安婦の問題がありますが、戦後交渉の中で包括的に合意し、巨額な賠償金を払いました。
それを使って韓国は経済発展を遂げることが出来ました。とっくの昔に終わっていたことなのです。
しかし、何度も何度も蒸し返され、ついこの間、さらに合意をしました。
その慰安婦の日韓合意には、最終的な不可逆的な合意と、わざわざ書かれています。
国家間の合意は、最終的な不可逆的なとわざわざ断らなくても、当たり前に守ることがまともな国家としての有り様です。

文在寅氏は、合意を実行する前に、またも見直すと言っていますね。日本は既にお金を払っています。

やらずぼったくりと言う訳です。こういうことは日本と韓国の間ではいつもの事です。

慰安婦問題も基本的には国や軍隊が強制した事実はなく、朝日新聞のねつ造記事だったと言う事は、確定しています。
この記事そのものも、書いた記者の韓国人の奧さんにそそのかされてした事でしょうし、国家の陰謀であった可能性すらあります。

電通が仕掛けた韓国ブームも韓国側の反日行動によって終わり、すでに韓国への心証は、日本人の中では以前より悪くなっています。
文在寅氏の登場は、これをもっと高めるのではないでしょうか。

反日的な大統領で、日本は大変だと言う論調がありますが、韓国こそ、大変なことになるのではないでしょうか。
韓国のGDPは東京と同じ程度で、日本は圧倒的に大きいのです。そして、日本は韓国と無理に付き合う必要もありません。
困るのはどちらか分かると思います。

韓国経済

韓国によって一方的に破棄された日韓通貨スワップですが、韓国側の身勝手なご都合主義の要請で、またも締結交渉がされていました。
しかし、お人好しの日本には珍しく、日韓合意が実行されないことを受けて、日本側から交渉を中断しました。
これは麻生大臣の「お手柄」です。
彼一流の説明では、「約束を守らない国にお金を貸しても、返ってこないからだ」と言う事です。

さて、事実上、韓国経済は、かなり苦しい状況になっています。
若年層の失業率は10%程度。ニートの大卒が占める割合は40%。大学を出ても就職できないものが多いのです。又、失業者全体では、今年2月で、135万人です。
北の問題で今後は観光収入も減速するでしょう。
日韓通貨スワップが無ければ、資金ショートが起こるかも知れません。1997年の通貨危機の時よりも厳しい状態とも言われます。
もちろん、土下座外交のような形で結んだ中国との通貨スワップがありますが、中国そのものが盤石ではありませんし、延長(2017年10月期限)があるのかどうかも不透明です。(※日本はアメリカとの間で無制限スワップを結んでいるので、盤石です)。

このような状況で、文在寅氏の公約の財閥解体を行えば、韓国は危機的な状態になるでしょう。この他にも危険な公約がいくつもあります。
文在寅氏は弁護士出身だと言う事ですが、耳障りの良いことを言うだけの無責任な左翼政治家としか思えません。(韓国政治で左翼と称するのは北朝鮮寄りと言う意味です。)
掌を返したように現実的な対応を取るようになれば良いのですが、、、

なお、過去にも書いていますが、韓国経済が破綻することがあっても、日本には影響はありません。
もし、これで株式市場が下げるようなことがあれば、買い向かっても良いかも知れません。

危険性

よりにもよって、この時に、反日反米、北重視の大統領。

朝鮮戦争から70年。
記憶を持っていない人が増えています。北は同胞であり、わかり合えると考える人も増えています。
しかし、朝鮮戦争は一説には500万人(300万~500万)が死んだ虐殺戦争でした。それを一方的に仕掛けてきたのは、北朝鮮です。

文在寅氏はスキャンダルも多く、言動からも北の影響を受けているのは明らかとも言われます。
安全保障に問題のある政策を採った場合、軍部がクーデターを起こすと言う観測もあります。

朝鮮有事

朝鮮有事があるとは言い切れませんが、あり得るのは確かです。
ただし、あるにしても、近々ではないでしょう。朝鮮半島の戦線は人口過密地域であり、ソウルに米兵、その家族など20万人のアメリカ人がいます。
やるにしても、準備を整え、万全を期すはずです。

ここで、誤解している人が多い、幾つかの事柄を指摘して置きたいと思います。

  • 朝鮮戦争は休戦状態と思っている人がいますが、今は戦争状態が続いています。これは北朝鮮が休戦は無効と正式に表明しているからです。
    2010年にも北朝鮮は突然、延坪島を砲撃して、死傷者十数人が出ています。この最終的な意図は不明ですが、侵攻での韓国側の反応を探ったとも言われています。(連続的な砲撃があり、韓国側の反撃で沈黙。その後、また砲撃がありましたが終息)
    つまり、休戦が署名されていましたが、北により破棄されていますので、朝鮮戦争が続いている状態になっています。ですから、どちらからでも、いつでも戦端をひらけます。
  • 朝鮮戦争は、北朝鮮が大韓民国に侵攻して始まりました。その後、国際連合軍(22カ国)が参戦し、その後、中国が北朝鮮側で参戦しました。日本も掃海等で支援し、死者も数十人出ています。
    つまり、国連軍と、北朝鮮及び中国連合軍と支援したソビエトの戦いでした。大韓民国は、最終的な当事者ではなく、休戦協定にも参加していません。
    ですから、あまり報道されませんが、今回もアメリカだけで無く、連合国として、イギリスとフランスの軍艦も来ています。
    朝鮮戦争の続きの形を取っているのです。
    この事は、朝鮮戦争が再現されていると言う事を意味していますので、韓国抜きでも開戦できます。
  • 北を叩くには、もっと多くの空母が集結する必要があると言われますが、そうでもありません。
    現在、カールビンソン空母打撃群が、横須賀にはドナルドレーガン空母打撃群がいます。しかし、湾岸戦争では6隻の空母が参加していましたので、そのぐらいの数がなければ始めることが出来ないという意味で言われます。
    しかし、この地域には数多くの基地があり、空母10隻分の航空機がいます。準備が出来れば、2隻でも可能です。
  • 空爆すれば、報復でソウルが火の海になるので出来ないと言う意見があります。ソウルが人質になっているということです。しかし、なんとも言えません。
    ソウルは国境から近く、北は数多くの砲台をソウル周辺に展開していますので、その砲台を短時間で沈黙させることが出来ないということです。
    もちろん、砲撃される可能性もありますが、もしそれをすれば、韓国軍の爆撃機が平壌に飛びます。
    爆撃機のほうが圧倒的な物量になりますので、ソウルは火の海になりますが、平壌は壊滅しますので、怖くて出来ないという面もあります。
    また、アメリカは一度も使用したことがない、「すべての爆弾の母」と呼ばれるMOABを、アフガニスタンで急遽使用しました。
    これは朝鮮有事で使用するための実験だったとも言われています。
    このMOABは半径1キロ~2キロを爆風で破壊します。つまり、たった20発あれば、20キロ以上にわたる砲列を一瞬に破壊できます。
  • アメリカは中東を重視し、この地域を重視していないのでポーズに過ぎないとも言われます。しかし、そうでしょうか。
    重視していなかったのではなく、シリアなどのように簡単に空爆できないので、手を出せなかったのです。
    多くの米兵が韓国にも日本にもグアムにも駐留し、横須賀にはドナルドレーガン空母打撃群がいます。
    国外を母港としている唯一の空母打撃群が横須賀にいるのです。その他グアムなどを含め、作戦可能機は500機以上。
    もし、韓国や日本を失ってしまえば、台頭しつつある中国に対抗するのは海軍力中心になり、対処が難しくなります。

以上、いつ起こっても不思議ではありませんし、起こるとは限りません。
しかし、当面、中国経由で打開策を探ると思いますので、作戦行動があるとしても、数ヶ月後だと思っています。来年かも知れません。

たまにアメリカの戦争に日本が巻き込まれると言うような事を言う人がいますが、北朝鮮は日本の安全保障上の重大な脅威です。
北はもっと激しい反日国家と言う事を忘れてはなりません。
アメリカにも火の粉が掛かりそうになって、本気になってくれたことを喜ぶべきではないでしょうか。

とは言え、日本が無傷で済むかどうかは分かりません。
最も現実的な脅威は、北朝鮮が18万人を要する工作員です。
日本にも多くが入ってきていると言われ、公安が掴んでいるだけでも1200人とも言われます。

スパイ罪もない状態で、テロ等準備罪も民進党その他の反対で、なかなか可決しません。
戦端が開かれれば、工作員が後方攪乱で何をするか分かりません。現状では、サリン等を撒かれた後でしか逮捕できません。
朝鮮半島に危機が迫っているため、政府はテロ等準備罪を急いでいると思われますが、間に合って欲しいと思います。

又、核弾頭は20発ほど持っているのではないかとも言われています。
ミサイルに搭載できるのかは不明ですが、現実的な脅威になって来ていますので、迫撃体制を整える必要があるでしょう。

以前、朝鮮戦争の時は、朝鮮特需で、株価は上がりました。
しかし、今回はそうはならないとは思います。しかし、短期で済めば影響は少ないでしょう。