FFレート(Federal funds rate、政策金利)

米国の短期金融市場を操作する目的で調整する政策金利。
米国の民間銀行が連邦準備銀行に預けている準備預金は無利子ですが、決められている以上に準備預金している銀行と、足りない銀行との間で貸し借りが行われます。
この時の金利がFFレートで、FOMCで誘導目標が決められています。

FHA(Federal Housing Administration、連邦住宅局)

米国の住宅ローンの債務保証をする政府機関です。

住宅ローンのおよそ3分の1に対して債務保証を行っており、多額の焦げ付きがあります。
公的資金の投入を受けていますが、焼け石に水の状態だと思われます(執筆時)。

FOMC(Federal Open Market Committee、米国連邦公開市場委員会)

金融政策を決める意思決定会議で、FRB(連邦準備制度理事会)が定期的に(年8回)開催しますが、臨時開催もあります。

FBRの7人の専任理事と、12の連邦準備銀行からの代表5人が採決権を持ちます。
採決権のない他の連邦準備銀行の総裁も議論には参加します。

フェデラル・ファンド金利の誘導目標、公定歩合などが決定されます。議事録は3ヶ月後に公開されますが、直後の声明などで内容の類推が行われています。

FRB(Federal Reserve Board、連邦準備制度理事会)

米国の中央銀行制度の中枢機関。大統領が任命する7人の理事で構成されます。傘下にFRB(Federal Reserve Bank、連邦準備銀行)を持ちます。

FRB(連邦準備銀行)と良く混同されますが、報道などでFRBと言えばこちらのことで、FRB議長と言えば、理事会の7人の理事の中の議長職の者で、日銀総裁のような位置づけになります。

FRBが開く金融政策の最高意思決定機関にFOMCがあります。

経済の分野では金利政策が注目され、米国の金利は世界経済、日本経済への影響が大きく、何かにつけて報道されます。

FRB(Federal Reserve Bank、連邦準備銀行)

FRB(連邦準備制度理事会)に統括され、全国12の連邦準備区に1行ずつ設けられていて、地区ごとに中央銀行の役割をします。

民間金融機関が株式を保有していて、連邦議会などの監査は受けていません。日本銀行と違い、個人や金融機関以外が株式を保有するのは禁止されています。
(日本銀行は財務大臣が55%を保有し、他はジャスダックで取引されます)

FRS(Federal Reserve System、連邦準備制度)

連邦準備法によって創設された米国の中央銀行制度。準備というのは、預金準備のことです。

FRB(Federal Reserve Board、連邦準備制度理事会)と、FRB(Federal Reserve Bank、連邦準備銀行)の7名の専任理事と、12の連邦準備銀行からの代表5人 (任期1年)で構成されます。

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