- ポータビリティー(Portability)
- ポートフォリオ(Portfolio)
- ホールセール業務(ほーるせーるぎょうむ)
- ホールド(Hold)
- ポイズンピル(Poison pill)
- ポイントアンドフィギュア(Point&Figure)
- 棒上げ(ぼうあげ)
- 貿易収支(ぼうえきしゅうし)
- 棒下げ(ぼうさげ)
- 法人税(ほうじんぜい)
- 法定準備金(ほうていじゅんびきん)
- 暴騰(ぼうとう)
- 暴落(ぼうらく)
- 簿価(ぼか)
- ぼける(ぼける)
- 保険会社(ほけんがいしゃ)
- ポジション(Position)
- 北海ブレント(ほっかいぶれんと)
- ボックス(Box)
- ボトムアップアプローチ(Bottom up approach)
- ボトムライン(Bottom Line)
- ボラティリティ(Volatility)
- ボリンジャーバンド(Bollinger bands)
- ホワイトスクワイア(White squire)
- ホワイトナイト(White knight)
- 本格反騰(ほんかくはんとう)
- ポンツー(ポンツウ、ぽんつー)
ポータビリティー(Portability)
持ち運びできることの意味ですが、金融の世界では、転職時に企業年金資産を次の企業年金に持ち運びできることを言います。
ポートフォリオ(Portfolio)
書類を入れる平らなケースのことですが、元々は紙挟みを意味しました。
有価証券などを挟んで束で保管していましたので、一体として考える場合に、ポートフォリオと言います。
また組み合わせを意味します。
ポートフォリオ運用(ぽーとふぉりおうんよう)
投資する資産を種類ごとにその構成比を決めて、性格の異なった複数の種類へ投資することによって安定した運用をする手法です。
ポートフォリオマネージャー(Portfolio manager)
ファンドや資金の運用責任者のことです。ファンドマネージャーを統括します。
ポートフォリオ理論(Modern portfolio theory)
普通は、1990年にノーベル経済学賞を受賞した、現代ポートフォリオ理論のことを言います。
モダンポートフォリオ理論との表記もします。また、MPTと略します。
ハリー・マーコビッツ(Harry Markowitz) 氏が、1952年、シカゴ大学の大学院生だったころの博士論文から始め、数々の論文を経て、1990年代にほぼ完成させました。
分散投資に関する数学的なアプローチです。
結論としては、銘柄を厳選した投資より、広く分散した投資のほうが、リスクを回避出来、歴史的事実に立脚しても、長期的に優れたパフォーマンスがあると結論付けています。
もちろん理論ですから、完全に自由な市場であることなど、様々な仮定から出発しています。
現代に当て嵌めることが出来るかどうかも含め、いまだ議論のさなかにあります。
ホールセール業務(ほーるせーるぎょうむ)
金融機関の大企業や官公庁などの大口顧客を相手にした業務です。小口の業務をリテール業務と言います。
ホールド(Hold)
ポジションを維持すること。
一般的に長期での買い持ちを言います。バイ・アンド・ホールドなど、目先の上げ下げに動ぜず、長期で保有することです。
ポイズンピル(Poison pill)
敵対的買収者への対抗措置の1つ。毒薬条項。
買収者のみが行使できないオプションを行使することです。
ほとんどの場合は、新株予約権を既存の株主に発行して置いて、一定の条件で廉価で行使させて、買収する側の持ち株比率を下げる仕組みです。
ポイントアンドフィギュア(Point&Figure)
P&Fと略したりします。非時系列チャートの一種。カギ足に似ています。
一定上の値上がりを×で記入して、値下がりを次の別の行に○で記入していきます。
通常3ポイント以上の動きを転換とします。
中長期投資に適したチャートです。
棒上げ(ぼうあげ)
強い上昇のこと。
ローソク足が棒に見えることから棒上げと言われます。
貿易収支(ぼうえきしゅうし)
輸出額から輸入額を引いたものです。
棒下げ(ぼうさげ)
棒上げの反対です。強い下落。
ローソク足が棒に見えるような下げです。
法人税(ほうじんぜい)
法人の所得金額などを課税標準として課される国税にあたる直接税。
法人税、法人事業税、法人住民税からなります。
法定準備金(ほうていじゅんびきん)
会社法で、企業が積み立てることを義務付けられている準備金です。
資本準備金と利益準備金からなります。併せて資本の4分の1まで積み立てることになっています。
資本準備金は株主から払込を受けた金額のうち、資本金に組み入れない分を計上するものです。資本剰余金から配当した場合は、配当の10分の1を積み立てます。
また増資をした場合、払い込まれた金額のうち、2分の1を超えない範囲で入れることができます。
利益準備金は、剰余金での配当の10分の1、株式交換差益や合併差益等から積立てられます。
積み立ての理由ですが、債権者の保護のためです。
暴騰(ぼうとう)
相場が爆発的に上昇するときに使います。
暴落(ぼうらく)
相場が急激に下落していく時に使います。
簿価(ぼか)
帳簿価格の略です。
資産や負債の帳簿での評価額と、実際の価格が違うことが良くあり、これが含み損益となります。
簿価との開きが大きくなり、回収が困難と思われるときは、減損損失を計上します。
ぼける(ぼける)
上向き推移していた株価が多少安くなった状態をぼけるといいます。
保険会社(ほけんがいしゃ)
生命保険会社と損害保険会社がありますが、ともに有力な機関投資家です。
ポジション(Position)
買い建て、売り建てとしている状況を言います。
ポジションとは位置の意味で、買いポジションを持っていると言うのは、買い建てをしていて、その相場が上がれば儲かる位置を取っていると言う事です。
ポジショントーク(Position Talk)
客観的な見通しや正当性、自らの信条ではなく、今持っているポジションや利害関係などの損得勘定のみで行う発言内容を言います。
北海ブレント(ほっかいぶれんと)
英領の北海油田で生産される原油で、WTIほどでもありませんが、軽質油です。 主にブレント油田から採鉱されます。
ボックス(Box)
典型的な保ち合いで、抵抗線と支持線との間の、箱のような中で動きますので、ボックスと言ったりします。
ボックス圏、ボックス相場、レンジ相場とも言います。
三角保ち合いなどでは、徐々に値幅が狭まってきて、頂点のところでエネルギーが高いどちらかに動きますが、ボックスではいつ動くか推定も出来にくい感じです。
長い間、保ち合うこともありますが、どちらかに動いたときには大きく動くことも多く、その時に素直に付いて行くのも一考です。
ボトムアップアプローチ(Bottom up approach)
徹底した個別企業に対する分析に基づき、業績や動向を推定し、将来性を判断して投資をする運用手法のことです。
これに対して、経済動向や市場動向などマクロ的な視点から、その個別企業に到達していくことを、トップダウンアプローチと言います。
ボトムライン(Bottom Line)
損益計算書の一番最後の項目の税引き後の純利益の事を言います。最終利益の事です。
ちなみに売上げをトップラインと言います。
ボラティリティ(Volatility)
価格の変動のことです。変動が大きい場合にボランティティが大きいと言います。
ボリンジャーバンド(Bollinger bands)
テクニカル指標の1つ。トレンド系のチャート。
ジョン・A・ボリンジャーが開発したことからこの名前があります。
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心として上下に標準偏差(σ)の6つの線が画かれます。
上には+σ、+2σ、+3σ、下には-σ、-2σ、-3σと命名されている線です。±2σまでしか書かれないことも多いです。
この線は、過去のデーターから、株価が動く確率を表しています。
- -1σ~+1σの標準偏差内に収まる確率は、68.27%
- -2σ~+2σの標準偏差内に収まる確率は、95.45%
- -3σ~+3σの標準偏差内に収まる確率は、99.73%
どこまで行くかは銘柄の癖もありますが、株価がボリンジャーバンドの上の線に接近した場合は売り、下の線に接近した場合は買いのサインになるとは限りません。
上下の巾の外に株価が飛び出した場合は、過去のデーターから確率は低いため、トレンド転換をした可能性が高いと判断します。
特にバンド幅が長く収縮していて、飛び出した場合には何かの事象で転換した可能性が高くなりますので、トレンドの開始です。上下どちら動くにせよ2σに接近した方へトレンドが出来る可能性が高いです。
ボリンジャーバンドでは、バンド幅と、バンドの傾きが重要です。
後日、詳細に記述予定。
ホワイトスクワイア(White squire)
敵対的買収を仕掛けられた対象会社の株式の一部を取得する友好的な企業のことを言います。
ホワイトナイトより緩やかに株式の一部を取得し、対象企業は自主独立性を保つことができますので、白馬の従者と言われます。
ホワイトナイト(White knight)
白騎士の意味。日本では白馬の騎士と意訳されます。
敵対的な買収への対抗策の1つです。
買収を仕掛けられた企業にとって友好的な企業に、第三者割当増資などを引き受けてもらうことです。
ただし、友好的と思われる企業であっても、その傘下に入るのは間違いないことで、どこに買収されるのかの選択肢に過ぎません。
本格反騰(ほんかくはんとう)
下げ相場に入っていた株が下降トレンドを完全に脱して、上昇トレンドに向かうような反騰を本格反騰と表現します。
一時的な中間反騰に対する言葉です。
ポンツー(ポンツウ、ぽんつー)
俗語。
過去には、日本通運のことでしたが、現在では日本通信のことを言うようです。