日経平均は大きく下げました。(前日比525円安)

前日のニューヨークの下げに反応した感じです。ギリシャ問題と、50ドルを一時割り込んだ原油安に伴うロシア問題などで、リスクオフの動きになったと言う事が一般的な見方です。

さて、この事について、

ギリシャ問題は、既に想定内です。市場はある程度、織り込んでいると思われます。ユーロ圏からの離脱があったとしても、(むしろギリシャにとってはそれ以外に突破口はないのかも知れません)、もはやそれほどのショックはないと思われます。

原油安はむしろ日本にとっては利益です。そして、ロシアの経済危機は、欧州(の金融)にとって重大問題ですが、直ちに日本に係わってくるものではありません。冷静に考えれば軽微です。

日経平均株価が大きく下げたのは、ひとえにニューヨークが下げた事によるダウの呪いでしょう(苦笑)。

どうも仕掛け的な売りがあり、大きく値を下げた感じです。それほど心配は無いと思われます。

しかしながら、簡単に回復するかどうかは、別問題です。追い証の下げもあるでしょうし、次の消費税の上げは延期されましたが、前回の上げで日本経済は相当疲弊しています。黒田バズーカや、GPIFの買いなど色々なてこ入れがされていても、あっさり17000円を割り込む弱さは、心配なところです。

また、ベネズエラなど他の産油国に対する原油安の影響は、どのように出てくるか分かりません。

しかし、日本株はまだまだ強い、こう思っています。