明けましておめでとうございます。
年足チャート
「株式投資と大局観について」で、昨年、日経平均の年足のチャートを紹介しましたが、昨年の足も整ったこともあり、再度掲載します。
このチャートをお正月のご挨拶としたいと思います。
前回、初めてこの罫線を紹介した時から比べて2017年の足は、力強い大陽線になっています。予言通りとも言えます。
ところで年足を見ている投資家は、かなり少ないのじゃないかと思います。
そもそも、年足が表示出来るツールがほとんど提供されていません。ネット証券のチャートも長めの足でも四半期足ぐらいではないでしょうか。
しかし、ご覧のように、年足はかなり重要な情報をもたらしてくれます。クリックして拡大して見て下さい。
十二支と相場
前回は私の40年周期説など、色々とご説明をしましたが、今回は、お正月と言う事でもあり、十二支を付けてみました。見えますでしょうか。
十二支は動物に例えられますが、もちろん、本来は動物ではありません。そもそも漢字が違います。
これは東洋占星術、元々は東洋哲学の概念です。
十二支は、木星の公転軌道(12年間)を12に分割したもので、生命(植物)の誕生から終末までを表しています。木星は文字通り、陰陽五行説の「木」で生命の機能を表します。
詳しい説明をすると、複雑なので割愛しますが、申年生まれがキャキャとうるさいとか、そう言う単純なものではないと思っていてください。
東洋占星術や東洋哲学上の概念ですので、株式市場でも、色々と言われます。
さて、今年は戌年です。もちろん、説明したように動物の犬とは本来関係ありません。
戌年に於いて証券界で言われているのが、「戌、笑う」です。
これは相場が活況で、笑いが止まらないという事を言っています。
さて、本当でしょうか。実は本当なのです。
戦後の五回の戌年の内、上昇したのが四回になります。戌年は相場がほぼ上がるのです。
これは色々と解説されますが、4年に1回の統一地方選と、3年に1回の参院選が重なる年の前年に相当するので、政府の政策的な後押しがあるからだとも言われています。
ここで、十二支に関する相場格言をすべて紹介して置きます。2つを一括りにしているものがありますので、10種になります。
- 子(ね)は繁栄
- 丑(うし)つまずき
- 寅(とら)千里を走り
- 卯(う)跳ねる
- 辰巳(たつみ)天井
- 午(うま)尻下がり
- 未(ひつじ)辛抱
- 申酉(さるとり)騒ぐ
- 戌(いぬ)笑う
- 亥(い)固まる
何となく見ていくと、申年から、亥年、あるいは、子年までは相場の上昇期にあるような感じもしますね。
もちろん、格言ですが、実際にそうなっていることがほとんどですので、確認して見て下さい。
さて、私が前回提示した40年周期仮説の20年間の上昇期の前半部分。申年から、亥年、あるいは子年の上昇期の実績。戌年はほぼ上がっている事実。
チャート片手に、お屠蘇でにんまりも、お正月ぐらいは、よろしいのではありませんか。
それでは、本年も当サイトをごひいきに、よろしくお願い申し上げます。
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