イオンのダイエー子会社化決定で追加記事を書いていますが、さらに追加コメントです。
やはり書いていましたように借入金の借り換えが行われたようです。金利負担は約4分の1に成った模様です。10億円以上の負担減と、年間70億の強制返還の義務が来期からはなくなることと思われます。
店舗改装が盛んですが、おそらく今後は新たにイオンの信用力で新たな借り入れを行い、店舗改装を加速するものと思われます。
赤字幅は大きくなっていますが、内容を見てみると、店舗閉鎖による売上げ減と、遙かに大きい店舗閉鎖や改装による固定資産除去損です。現在の状況で急激な店舗改装などを行っていけば、当然とも言える感じがします。
新規出店も増えていますが、以前閉鎖した店舗が新規出店になっていたりします。つまり、最近は収益の見通しが付かないので撤退と言うより、一度閉鎖して、新しい店舗を建設して新規に出店という形が多くなっているようです。
ですから、残っている低収益、あるいは赤字店舗は、立地的には問題なく、時代に取り残され古びてしまった店舗だけと言うことになります。従って、改装し、あるいは改築し、いよいよダイエーの立地の良さをこれから生かすときに来ているようです。
ダイエー子会社もイオンとの提携で活発化しているようですし、今までの苦渋の時代が終わり、イオンの子会社化もあって、最後の産みの苦しみを向かえている感じがします。
1株を2株にする株式分割と、取引単位を100株にするようですが、その場合でも一株純資産、まだまだ270円以上、この時期にして体力も残っています。
復活は時間の問題。普通に立ち直っていくレールに乗った、それが当サイトの見解です。