百花繚乱のオプティム

オプティムの推薦理由詳細については、前記事「新しい時代へ舵を取るオプティム」をご覧下さい。

初掲載時から、1:2の株式分割をしていますので、分割考慮で、すでに2.6倍以上の値上がりになっています。→ 現在のオプティムの株価

前期の一株益は0.4円。
今期の予想は、7.3円となっていますが、もちろん、利益がマイナスにならない範囲での積極的開発投資(IoT・AI・ロボット)をする1年と、会社側は説明していましたが、今期もそれを続けているわけです。

投資と果実

多少、先の見えない感もありますが、投資の成果は出ています。
○○×ITとして農業、水産、建設、鉄道、医療など様々な分野にIoTとAIによるプラットフォームやシステムを提供していましたが、さらに様々に拡大しているようです。
また、特許資産も厖大でしたが、さらに拡大をしています。

「似顔絵から人物を特定する特許」、「ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジーに関する基本特許を取得」、「カメラ画像をAIが解析し、空席率に応じた割引率のクーポンを提供する特許」、「施設に設置されている設備の正常音をAIが機械学習し、異常音を検出する特許」、「あらかじめ定めた条件に基づき、最適なAI(人工知能)やAPIを自動選択する基本特許」、「携帯端末で実現できるセキュアな無人販売システムの特許」、「契約書を解析、管理するAI・システムの特許」などなど。

やはり、基本特許が多く、事業展開に安定感を与えています。

その他にも色々な実証実験、事業展開を初めています。

「鉄道に於ける危険エリアへのAIによる侵入検知」、「農林水産・流通加工・食品産業向けAI・IoT・Robotプラットフォーム「AGRI EARTH」の展開」、「医療用画像診断支援AIオープンプラットフォーム「Doc+AI」(ドクエイ)の構築」、「振り込め詐欺を防止する「ATMコーナー監視システム」、「300種類を超える学習済モデル適用メニューを備えた「OPTiM AI Camera」提供」、「定量データ解析に基づく予測サービス「OPTiM AI Prediction」提供」、「医療画像診断支援AI統合オープンプラットフォーム「AMIAS」(アミアス)を提供」などなど。

これらは一部ですが、これ以上、羅列しても仕方がありませんので、百花繚乱のイメージとして捉えて下さい。大小様々ですが、このどれが花開いても、大きな花園になりますね。

屋台骨のMDM・PC管理サービス「Optimal Biz」は、シェアトップで益々存在感を高めています。この果実を新分野に投じている形になります。

当サイトの見解

現在、PERは400を大きく超えており、システム会社としても過大になっています。

しかし、オプティムの売り上げは、約8割が権利料等の固定事業で、これに毎年さらに売り上げが二・三割が積み上がります。
私見ですが、過去のデーターから、売り上げの2割以上が利益となっていると思われます。

現状、そうなっていないのは、利益がマイナスにならない範囲内での第四次産業での覇者となるための積極的開発投資をしているためです。
ですから、現在でもそれほど割高ではないと言う事が言えます。

特許資産も多く、特許展開も積極的で、開発環境の有利さもあり、何が飛び出すかも分からない状況です。爆発前夜の様相と思われます。

注目銘柄の説明

2019年より、注目銘柄のカテゴリーを、優待があるなしに関わらず、資産形成を考え、注目したい銘柄としています。

実はオプティム投稿時に一番迷ったのは、当時、優位な優待があることを注目銘柄の条件にしていたことでした。
これは当初の当サイトのコンセプト、優待を貰いながら資産形成をしましょうという事に起因するものでした。

しかし、その後、当サイトはこの区分けは無理があるという結論に達しました。
後から、秀逸な株主優待が始まることもあり、後から、株主優待が廃止、あるいは縮小されることもあるからです。

その結論で、注目銘柄のカテゴリの定義を本年から変更しましたが、過去の記事の掲載カテゴリーの再仕分けをしては居ませんでした。
これは成長性が高い銘柄でも株主優待のない銘柄は、参考銘柄であると表示していましたので、仕訳のし直しは不必要と判断していたからです。

しかし、特にオプティムに関して、注目銘柄のカテゴリに記事の掲載が無いのは、私の違和感が強いと言う事で、明示するためにもこの記事を書いています。