レーティング(Rating)

証券会社などのアナリストがリサーチして格付をした投資判断です。

劣後株式(れつごかぶしき)

配当金や残余財産の分配で普通株式より不利になる株式です。

既存の株主に不利にならないような資金調達の為に発行されますが、メリットがなく、普通では購入者はいません。
ほとんどの場合、取締役などの経営者や国などの支援者が引き受ける前提で発行されます。

あまり発行例はありません。

劣後債(れつごさい)

企業が破綻した場合は、他の債務が弁済された後に償還される債券です。
普通の社債よりリスクがある代わりに、金利が高くなっています。

金融機関の発行する劣後債は、自己資本比率規制に於いて、条件により、自己資本として計算できますので、好んで発行されることがあります。

レッドオーシャン(Red ocean)

W・チャン・キムとレネ・モボルニュが共同で書いたビジネス書「ブルー・オーシャン戦略」に登場する概念の1つです。

血みどろの戦いの赤い血の海として、激しい競争が行われている既存の市場のことを言います。

ブルーオーシャンを参照してください。

レッドチップ(Red Chip)

中国の中央政府機関や地方政府などの傘下にある香港企業の総称です。
香港証券取引所に上場しているレッドチップ株式は、香港レッドチップ株と呼ばれます。

レバレッジ効果(Leverage effect )

Leverageは、てこの力や影響力のことを言います。

少額の投資資金で、大きなリターンが期待出来ることを、てこのレバレッジになぞってレバレッジ効果と言います。

信用取引や先物取引やFXなどでは、投入した資金に対して数倍から数十倍の損益が発生します。

レポ取引(れぽとりひき)

債券を相手に貸し、その担保として現金を受け取る、取引の現金担保付き債券貸借取引のことを言います。
債券の空売りの解禁によって、空売りする債券を調達することを目的とする相対の取引です。

レポ取引は、米国の買い戻し条件付き取引を意味する、Repurchase Agreementが語源です。

レモン市場(Lemon Market)

財や物やサービスの供給者と消費者の間に、品質の善し悪しの情報の格差があり、その結果、品質の悪い物ばかり出回ってしまうこと。
あるいはそういう市場のことを言います。つまり、レモンばかり出回り、ピーチが出回らなくなることです。

レモンはアメリカの俗語で、質の悪い中古車を意味し、良くないこと、欠陥品、品の悪い女性などを意味します。
また、ピーチは、同じく、すばらしい車、良い物、かわいこちゃんなどを意味します。

連結決算(れんけつけっさん)

親会社や子会社などがグループを作っていることがあります。

単独の会社だけの単独決算では、正確な企業の業績の評価は出来ません。
子会社と親会社の間で見かけ上の取引を行い、ある特定の子会社に巨額な赤字を押しつけて、他を黒字にする粉飾決算も簡単に出来ます。

ですから、正確に企業の業績を評価するために、日本でも2000年3月期決算から連結決算が本格的に導入されました。

グループ内の企業の単独決算を合算して、グループ間で行った内部取引や内部利益を相殺します。
これによって、グループ全体を含めた正確な損益が確定できます。

連結子会社(れんけつこがいしゃ)

連結財務諸表の対象となる、つまり連結決算の対象になる子会社のことです。
子会社は一部の例外を除き、すべてこの連結子会社になります。

連結子会社にしないことが許されているものは、あまりに規模が小さな子会社(作ったばかりなどで事業実績がほぼないものも含む)と、売買のために取得したもので売却する予定である子会社です。

子会社も参照して下さい。

連結財務諸表(れんけつざいむしょひょう)

二社以上のグループからなる会社が、そのグループ企業を一体のものとして、親会社が作成した財務諸表を言います。

日本では、平成12年から、連結財務諸表が基本になっています。
単独の企業のみのものは、個別財務諸表、又は単体財務諸表と呼びます。

連結の範囲(れんけつのはんい)

連結の範囲は、連結子会社や企業グループ全体の業績に影響を与える関連会社の持分法適用会社などです。

関連会社持分法適用会社も参照して下さい。

連想売り(れんそううり)

悪材料が出て、ある銘柄が下がると、その関連する銘柄も売られることを言います。

連想買い(れんそうがい)

連想売りの逆です。
好材料が出て、ある銘柄が上がると、その関連する銘柄も買われることを言います。

連続約定気配(れんぞくやくじょうけはい)

現在の株価から、値幅の2倍の値段を超えて買い上がったり、売り下がったりする注文数が出された状態のこと。
「K」の文字が表示されて、投資家へ注意喚起されます。

売買システムのアローヘッド(arrowhead)を稼働させる前は、処理速度の遅さが幸いして急騰、急落が防げていた側面もあり、新システムの稼働と共に東証が新設しました。

連単倍率(れんたんばいりつ)

単独決算に対する連結決算の割合です。

連結 ÷ 単独

純利益や売上高で、連単倍率を出しますが、倍率が高いほど、グループ力が強く、子会社が貢献しています。
倍率が低いほど、親会社ありきのグループだと分かります。

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