ワラント債(Warrant-linked Bond)
決められた期間内に、その会社の株式を一定の価格で購入する権利を持った有価証券のことで、新株予約権付社債のことです。
2002年の商法改正で、従来の転換社債とワラント債は正式名称は、新株予約権付社債に統一されています。
割高株(わりだかかぶ)
投資尺度から見て他の銘柄と比べ割高な株を割高株と呼んだりします。
割安株も同じですが、どのような価値観で比較してそう言うのかだけであって、単に比較する投資尺度以外のものが株価に作用しているだけのことに過ぎません。
1例で言えば、株主優待がある銘柄は普通は割高ですが、その権利が付いてくると考えれば割高でもなんでもなく、当然の値段です。
ですから、短期的に安値や高値になっている時期を除いて、それがその株式の評価相当になります。
割高と考えられるものは、それなりに注目されている企業であって、割安と考えられるものは、それなりに評価が低い企業です。
潜在的な技術力やグループ会社との関係、培った取引先、ブランド力などは、投資指標としては出てきません。そして、それこそが未来に対して、もっとも大切なものです。
1つとして同じ会社は無く、元々他の会社と比較のしようもないものですが、それを何とか比較しようとして考えられたものが様々な評価指標です。
元々評価指標は無理無理作っているものであって、評価というのは市場が決め、それがその時の正しい評価です。
土地やマンションの値段同様で、大体この地域の土地やマンションは坪いくらとは言えても、この土地やマンションは、隣より5割高かろうが5割安かろうがそれがその時に購入するための評価値です。売り手と買い手だけが決め、鑑定士が決めるものではありませんし、ましてや外野が決めるものでもありません。
本来、未来の株価に対して、割高であるか、割安であるのかが問題で、それを探っていくことこそが相場です。
何かの基準を取るのは、比較しようも無いものを比較しているわけで、問題にすべきは将来像です。未来価値に対して割高であるか、割安であるかが唯一の判断基準とされるべきものです。
割引国債(わりびきこくさい)
割引債で発行される国債です。
額面より安い価格で発行され、償還時には額面で受け取れます。発行価格と額面の差が利息相当になります。
割引債(わりびきさい)
償還される額面価格を割り引いて発行される債券で、額面と発行価格の差が期間中の金利になります。
つまり、95円で買ったものが満期には100円になり、5円分が金利と言う形の債券です。
この債券は利付債のように定期的に利息を付けることはしません。満期日に利息と共に償還される形です。
比較的に満期まで短期の債券が割引債として発行されることが多いようです。
割引率(わりびきりつ)
債券でよく使われます。
将来受け取れる金額の額面価格と、発行価格の差を、1年当たりにして、年率何%の金利相当であるかを計算したものです。
割安株(わりやすかぶ)
色々な投資尺度から見て、他の株と比べ割安であると考えられる株式。
割高株を参考にしてください。
腕力相場(わんりょくそうば)
経済状況や業績などを無視して、資金力にものを言わせて強引に形成する相場のことです。
一部の投資家や勢力、証券会社などの思惑によって起こります。
バブル期などでは頻発します。