1株を2株への分割
当サイトの注目銘柄、健康コーポレーションの株式分轄が発表されました。
分割基準日、平成26年12月31日(水) 効力発生日、平成27年 1月 1日(木)
(※分割権利を取るためには、4営業日前の25日までに購入する必要があります。)
分割に伴う優待変更
同時に株主優待の変更も発表されました。優待基準日は、3月末、9月末の年2回です。
- 100株(分割前50株): 3,000円相当の当社グループ商品から、カタログ選択
- 200株(分割前100株): 6,000円相当の当社グループ商品から、カタログ選択
- 400株(分割前200株):12,000円相当の当社グループ商品から、カタログ選択
- 600株(分割前300株): 15,000円相当の当社グループ商品から、カタログ選択
- 1000株以上(分割前500株以上): 18,000円相当の当社グループ商品から、カタログ選択
つまり、分割後の100株と、分割後の1000株以上が新たに追加されましたが、実質的には変わりません。
改めて健康コーポレーションについて
健康コーポレーションは、健康ホールディングス時代の2011年8月に注目して、当時一株銘柄で18000円、現在単位換算での180円から、9月1日の高値1,947円で株価10倍を超えました。現在、調整中です。
当サイトの注目銘柄は10倍以上を目指すと、常々表明していますが、最も速く10倍を達成した銘柄です。しかし、当サイトとしてはまだまだ注目して行きます。
初掲載当時から見れば、堂々たる企業グループに成長しています。しかもその成長は急激です。
健康コーポレーションについては、何度も言及して来ましたが、会社も成長してきましたし、ここで改めて当サイトが注目している理由をいくつか纏めてみます。
特異なビジネスモデル
この会社は、他の会社にない利益率が拡大する要素そのものを持っています。
多くの場合、グループ内で、生産から販売まで完結しています。そして、小売業者に売って貰う代わりに広告費を大量投入して、ネットなどを使い、自社グループで売ります。
広告費は上期で大量投入し、下期で絞り、利益を刈りとりします。このようなビジネスモデルが通用すると言う事は、ある程度認知され、規模が拡大すれば、リピータなどを始め、広告費を削っても、売れ続ける可能性があります。
このような構造での粗利は、5割近辺になります。ライザップで7割と言う事です。
つまり、広告費がほんの少しでも節約できるようになれば、営業利益率は急激に拡大します。
そして、その閾値を超えつつあるのが現在です。グループシナジーもこれからどんどん効いてくるでしょう。
浮動株の少なさ
優待の買いは実需に相当します。
ここの浮動株を優待狙いで300株ずつ購入すると、1万人程度しか行き渡りません。
もちろん100株だけ購入する方もいますが、その他に長期投資の買いもありますので、そんな感じになるでしょう。
概に株主は1万人を超えており、ほとんど株が残っていない状態です。
BS外の含み益
グループの上場企業のSDエンターテインメントやイデア・インターナショナルは買収時から比べて、株価は何倍にも上がっており、B/S外含み益は厖大になっています。
さらに他の子会社も簿価4円で買収して立ち直っている会社もあり、ライザップなどかなり資産価値が高まっている会社もあります。
これら、B/S外の含み益は、少なくとも100億円以上はあると思われます。これが注目されれば、株価を数百円以上押し上げてもおかしくない水準です。
商品力
ほぼオンリーワンのダイエットパーソナルジムのライザップを始め、数々のヒットを生み出しています。
泥石けん部門では、どろあわわが、資生堂を押さえて、トップシェア。美顔器部門では、パナソニックを押さえて、グループのジャパンギャルズを合わせて、シェア50%以上。
足元でも有望なものが育ちつつあります。
これらは、この会社がシステムとして持っているものです。数十の新製品を作り出せば、テスト販売をして、実際に本腰を入れるのは、一つか二つ。その販売テストもかなり長い期間繰り返されます。
また、広告の訴求の仕方も何度もテストされます。チラシなどもチラシごとに受け付け電話番号を変え、反応のテストをするそうです。
急成長企業にあるまじき、慎重さ、計画性、いえ、だからこそ急成長をしているのです。
M&A戦略
健康コーポレーションは、M&Aを成長のドライバーにしています。
自らや子会社の株価を背景にして資金を調達し、買収を繰り返しています。
ですから、高株価(高時価総額)は必要なことで、優待制度の充実など、会社自身が株価を上げることを指向しています。今回の株式分轄も、時価総額の拡大を目指しているものと思われます。
まだ知られていない
札幌アンビシャス上場で、購入出来ない証券会社のほうが多く、有利な優待やライザップの成功で、徐々に知られて来ましたが、まだまだ知らない方が多い銘柄です。
知られていない銘柄が、知られていく過程、それは株価に対して、有望でない銘柄が有望になっていく過程と同じ、もしくはそれ以上のインパクトを持っています。
当サイトの見解
まだまだ、当サイトはこの銘柄はこれからだと思っています。チャンスがあれば、買い増しも可です。
株主総会での質問に答えて、前向きに回答していますが、そのうちに東証に出てきます。その時からが本当の株価上昇が待っていると、当サイトは考えています。
そして、優待を享受しながらの資産株ともなり得る銘柄です。