更新が滞っていましたが、入院しておりました。昨日、無事に退院となりました。
サイトの更新のほうも徐々に復活しますが、色々積み残されていることもあり、しばらくはまだ更新が滞ることになると思います。

ほぼ一月近く(入院費25万円)の入院になりました。
事の経緯ですが、しばらく体調が悪く寝ておりました。体重も激減し、体調も良くならず、あまりにおかしいので掛かりつけの町医者に行き、血液検査をしました。

すると翌日電話があり、血糖値が900mg/dL以上(血液1リットル中に9g以上の糖)あるので病院に行くようにとのことでした。dLはデシリットルで、100cc中にどれだけかの意味。
内分泌内科のある大きな病院に行きましたが、内分泌内科の体制がもっと整っている別の病院をまた紹介され、そちらにそのまま入院となりました。糖尿病です。
まあ、血糖値900mg/dL以上って言うのは、あまり無いことみたいで、300mg/dLあれば入院のレベルとか聞きましたし、始めて見たと言う看護婦さんもいました。(たぶん吸血鬼がうっとりするほどの甘い血液です)

合併症も無く、今後は投薬と食事療法の継続だけで退院となりましたが、看護婦さん曰く、非常に運と経過が良いと言うことです。
糖尿病は自覚症状が無く、合併症を起こして入院してくることが多いらしいのですが、急激に900mg/dL以上にも血糖値が上がったので症状が出て早めに入院となったことや、また急激に回復したことなどです。

まあこのレベルだったら普通は退院しても、インシュリン注射を自分で打ち続けながら生活することになりますが、投薬のみで、それもかなり減らしても大丈夫になりました。

もちろん、食事療法は一生で、間食などはもってのほか、コーヒーもブラックのみです。コーヒーは多少ミルクを入れても良いらしいのでそうしますが、焼き肉食べ放題なんて夢のまた夢になりました。
とはいえ、糖尿の食事療法は、減塩食のように味気ないものでもなく、誰もが行うべき健康食です(カロリー制限と糖質制限)。
もちろん注意してですが、経過が良ければたまには居酒屋に行ってもよいそうですので、株主優待のお食事券も使えそうです。

急激に悪化した原因が不明なので不安が残りますが、膵臓に癌などはないようです。
反省すべき点は、以前から少し糖尿の気があると指摘されていたのに気にしていなかったこと、体調が悪くなってもなかなか医者に行かなかったことなどです。

糖尿病は典型的な現代病で、男性の15.5%、女性の9.8%が糖尿病の疑いと言われています。
腎臓障害、失明、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞、壊疽などの深刻な合併症を起こします。腎臓透析をしている方も多くいます。

基本的に膵臓のインシュリンを作り出す能力は、一生のうちの総能力が決まっています。使い果たしたら終わりです。ですから糖尿病は発生したら完治しません。性能が低下したものをだましだまし使う、もしくはインシュリンを注射し続けるしかないのです。

そして、現代は飽食の時代。誰もが明日から糖尿病になる可能性があります。
日本人などのアジア人は元々インシュリンの生成総能力が低いそうです。欧米人と同じような食生活は始めから出来ないのです。どんどんスタミナを付ければ良いものでもありません。ヘルシーな食生活が一番です。
その人の体格で計算した糖尿病食を食べてみれば分かりますが、本来人間はこの程度の食事で充分なのだとビックリしますよ。

皆さんも気を付けて下さいね。