進撃の巨人のNTT

前回の記事、「寄らば成長する大樹のNTT」もご参照下さい。

様変わりしているNTT

まず、日本電信電話は、社名をNTTに変更しました。
略称のNTTは正式社名の中に残すとは思っていましたが、略称そのものを社名にした訳です。新味はありませんが、まあ、順当な所でしょうか。何よりも既に浸透していますので、社名変更経費の節約効果が大きいと思っています。

現在、ただの電話会社と思っている方はいないとは思いますが、名実ともに払拭されました。
しかし、単なる通信インフラ企業と思っていらっしゃる方は、もしかしたら、居るかもしれませんね。
昔は土管会社とも呼ばれていました。
通信を通す土管を持っているだけと言う意味です。これも又強みの1つではありますが、それだけではありません。

現在、NTTが係わっている分野は、次世代光通信技術(IOWN)、省資源AI(tsuzumi2)、分散型AI(AIOWN)、量子コンピューター(常温)、核融合(マイクロ秒制御技術)、次世代インフラ監視技術、自動運転(トヨタ)、ロボット自動化、バイオセンシング技術。
もちろん、よく知られているものとしては、データーセンター、不動産、金融(カード、銀行、住宅ローン等)。もちろん、ドコモ。

それぞれの中には、圧倒的な競争力、あるいは独占技術などがあります。
一つ一つ言及して行くには、気力が足りませんが、最先端技術の宝庫です。
つまり、それぞれが宝玉です。それぞれが大きな企業に育ち得る分野です。

インフラと資産

人的資産としては、社員35万人、在宅ワークの社員は、65%に及びます。世界中に関連子会社900社。

圧倒的な技術者数と、4つの総合研究所と14の研究所、2300人の研究者。

データセンター(世界第三位規模、国内160カ所以上)、リートとして金銭化も可能。

全国に張り巡らされた光ファーバー網、一説には40兆円の価値があると言われています。
電柱資産に都市部の地下の共同溝。共同溝を使ってデーターセンター間の電力の融通も行っているようですが、まだまだ使い道はありそうです。

また、固定電話は、現在、電話局の内部では交換機方式から、ルーターを介したIP電話となっています。
しかし、まだ銅線を使っています。
この銅線固定電話のメリットは電話局からの電力で稼働出来ると言うものです。
しかし、ほとんどの電話機は多機能電話機となっており、コンセントから電力を得ています。電話局の電力が必要なのは黒電話のみです。
これは徐々に滅びていく運命です(骨董品やインテリアとして保管がほとんどと思われます)。

当然に固定電話もNTT側で光ファイバーに収納していくと思われます。
それで回収出来る、明治から張り巡らされた銅線の総トン数は、AIに聞いたところ、100万トンに及ぶと思われ、少なく見積もっても1兆円以上になります。つまり、精錬されている状態の銅鉱山を保有しています。

株価の低迷とその展望

執筆時点で株価は、150円台前半です。ここ暫く、150円~160円を行ったり来たりとしています。

この低迷の理由は様々に言われています。政府保有株の売却があるのではないかと言う心配、ドコモの低迷、信用買い残が多すぎる、等々。

まあ、理由なんて後から付けるものです。
私自身は、深層心理に美味しすぎて怪しいとかあるのじゃないのみたいに思っていれば良いかと。

成長するデフェンシブ企業で、潰せない企業、安全保障の要の企業。配当利回り3.5%。

買わない理由が存在しない会社だと思っています。
目の前に転がっている財宝、宝玉、チャンスの女神の恩恵を感じます。

株式を長くやっていると、低迷している大企業、誰もが見向きもしない会社が突然、10倍ぐらいになってそれが評価になることがいつでもあることを知っています。
間近では、半導体関連、防衛関連、大昔には、低迷して動かない銀行もそうでした。

私は長期的には、NTTは10倍ぐらいあっても良いと思っています。

株価のターニングポイント

このチャートを見て下さい。

私は長期投資家です。私には私の視点があります。

日本電信電話の株の政府放出後、株価は300万円を超えました。バブル期です。分割換算で今はまだ、この値段を超えていません。
間近、この値段を超えようとして跳ね返されています。今現在、足固めをして再挑戦をしようとしていると言うのが、現在の私の認識です。

このNTTは、政府放出で買って、あるいはその後の高値で買って、未だに持ち続けている年配の方がまだまだ多いのです。
当時は電信電話株ブームで、株式に興味のない方も(ばかり)買いました。今では家宝、あるいは汚点として退蔵されています。
このやれやれ売りを熟して行く、あるいは次世代に相続されていく必要があります。

動くのは、そろそろでしょうが、もう暫く、安値を買わせてほしいものです。