ダイエー過去記事で、そろそろ大丈夫ですと書きましたダイエーですが、その後、イオンのTOBの発表が行われ、公正取引委員会で、イオンのダイエー子会社化の審査をしていましたね。
公正取引委員会で、子会社化は承認され、しかも付帯条件は付けずとなりました。ロイター記事参照。
もちろん、イオンの連結子会社になっても、すぐに黒字転換と言うことではありませんが、お伝えしましたように、どちらにしてもダイエーは16年間の苦境を抜け出す時期に来ています。
さて、以前のダイエーの記事で見解を述べましたように、イオンはダイエーを助けるしか無いのです。私がサイトで可能性や見通しを書き、かなり当たることが多い事で、驚かれる方もいらっしゃるかも知れませんが、根底の立ち位置を考えていくと大体の動きは想定内になります。
そして、大事な事ですが、同じように想定してる方は多いと言うことです。何も私だけが鋭い訳では無く、おそらく機関投資家のほとんどが、これらのことは想定内です。その証拠に私が過去に書いた記事前後で、ダイエーの株価は上がり始めているのです。当たり前のように決算書を読み、内容を理解し、大きな枠組みを素直な気持ちで考えれば、誰もがたどり着く結論です。
それではこれからどうなるでしょう。
すぐには無理でしょうが、ダイエーは必ず黒字転換をします。債務の状況から言って、イオンの信用力で、借り換えの低金利化が可能になるであろうと言うこと、毎年強制返済の義務が無くなる可能性があること、若干、設備投資が出来るようになっていましたが、このことを受けてさらに積み増しが出来ます。これらだけで計算上、黒字転換になるはずです。
以上の事で実はもう十分なので、イオンは要らなかったりしますが、これにイオンとのシナジーが加わります。何よりも大きいのは、小売業に理解が十分であるとはいえない丸紅から、イオン主導に変わることです。そして、ダイエーの子会社化で、イオングループは6兆円の流通グループ化すると言うことです。スーパー業界は、一強の時代を迎えます。
現在でも、取引単位50株で、1万7千円程度で、5%割引きの優待が手に入ります。子会社化で潰れる可能性はほぼ消え、資本状態を見れば、黒字転換すれば、すぐにでも配当が出せます。資産内容から言っても、500円程度はしていても安いぐらいです。
当サイトが始めて取り上げた頃からはだいぶ上がりましたが、見解は、膨大な値上がりの可能性まではありませんが、安心利潤株です。特にダイエーで買い物をされる方は優待もありますので、買わない手はありません。