さて、円相場が長らく膠着していましたが、103円後半に入って来ました。103円は最近では抵抗帯になっていましたが突破したようです。
もちろん、最近の日経平均は、円相場と非常によく連動しています。前回、市況観測で、おそらく調整は終わりと書きましたが、意見は変わっていません。
その後、急落もあり、投稿しようとも思いましたが、想定範囲内と言う事で、推移を見守っていました。
消費税は、意外に影響が少ないと書きましたが、その後、統計が出て、かなりの影響と分かりました。やはりちゃんとした数字が出る前に印象で書くものではありませんね。反省です。
ちょっとこのあたり日本の景気に赤信号が点滅状態にはなっています。追加の景気対策が待たれるところです。また、中国経済、韓国経済を始め、債務超過諸国、及び国際情勢は不透明です。国際政治的な問題は論評が難しいのですが、韓国経済はかなりきついところまで来ていると思います。中国経済も同じですが、何でもありの国ですので、まだまだ表面化することは少ないとは思っています。
このように不透明な時期ですが、前から書いていますように、ひとえに黒田総裁の金融緩和がどこまで続くか、続けばいろいろな動きがあるにせよ、円は安くなることは想定内。プラザ合意からの異常な長期間の円高の揺り戻しですので、円安へのエネルギーはたまっていると言う事。
心配な事では円安でもさほど日本の輸出が伸びていないことがありますが、これもある閾値があると思っています。
なにやら要領を得ないことを羅列しましたが、当面の間は、円相場の動きを見て、日経平均、株価の推移を計ることが大切だという従来からの当サイトの主張を繰り返し述べ、円安に振れ始めたことを注視してくださいと言う事です。