先日、分かりやすいテクニカルの本は絶版?で、ほぼ絶版間近の分かりやすいテクニカル分析の本を紹介しましたが、楽天を始め、いくつかの書店で無くなってしまったようです。

探されている方もいるようですが、改めてテクニカルに対する関心の高さを知りました。

このサイトは、中長期投資が前提ですので、会社を取り巻く状況を中心に考えます。ですから、テクニカル分析は従です。
しかし、ここには書きませんが(書けば有望と書いた次の日には売りになるかも知れませんが)、短期投資(スイングトレード)もしています。
その場合、テクニカルが9割です。ほぼテクニカルでエントリーして、テクニカルで撤退します。業績も話題も考えません。

私が参考にするのは、トレンド系では、移動平均線、一目均衡表、MACD、DMI、ボリンジャーバンド、オシレーター系はストキャスティクスを中心、そして、ローソク足です。

テクニカル分析の解説書は、分かりにくい、読みにくいものが多く、また、間違いや嘘もあります。
総じて、評論家が書いたものは、適当なものが多く、投資家や相場師の書いた本は読みにくく、またあまりありません。

なお、ここで詳しく説明が出来ませんが、オシレーター系(RSIやストキャスティクスなど)のほとんどは(評論家が書いた)解説書が間違いを書いていますので、気を付けて下さい。

オシレーター系の多くをあるゾーン以上で買われすぎ、あるゾーン以下で売られすぎとしていますが、正確には、あるゾーン以上を買われている、あるゾーン以下を売られているとすべきです。

売られすぎ、買われすぎでエントリーしますと、失敗することが多いですね。
評論家は分からないのです。80%以上を売りサインなどと平気で書いています。トレンドが発生している時は張り付いて上がり続けますので、空売りでもしようものなら、地獄です。
彼らは他の評論家の書いたものを参考に、適当に?手早く一冊まとめ上げるだけですので、嘘が蔓延しています。

正確には、あるゾーン以上になって、それから落ちてきたときが売り時、あるゾーン以下になってから抜けて上がってきたときが買い場です。
必ず反転を確認します。これは相場を実践しているものなら、分かりますので、こう書いてある書籍が本物です。

酒田五法

まあ、長くなりますので、この辺りで(そのうちに徐々に書きます)
それはともかく、トレンド系やオシレーター系と共に、折に触れ参考になるのが、ローソク足の酒田五法です。
酒田五法は大局観を持ちませんし、経験則です。しかし、特徴的な足形などで迷った時にも参考になります。

しかし、これもほとんどの書籍が、参考程度に載せてあるだけ、あるいは足形が羅列して書いてあるだけで、なぜそうなのか意味が書いてありません。
書いてある本もありますが、大昔の相場師の書いたもので、絶版になっていたり、あっても難しいのです。

私もいわゆる相場師から譲って貰った資料も持っていますが、足形の種類も多く、状況の判断がしづらいものも多く、たまに悩みます。

実は、かなり参考になる、そして、分かりやすい、簡単な書籍があります。

テクニカルに対する関心の高さを知り、これも参考に書いて置いた方がいいなと思う本です。こちらも15年ほど前の書籍ですので、いつか絶版になります。
この著者はもちろんトレードの実践者で、著作も多かったのですが、この本以外は絶版になっています。

意味や状況や注意点なども書いてあり、安くても参考になります。そして、分かりやすく実践的です。

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酒田五法の研究をされたい方は相場師の林氏の書いた、定本 酒田罫線法もおすすめですが、高いですし、普通は必要はありません。ただし、こちらもそのうち絶版になるものと思います。