食い合い(くいあい)

売り買いが盛んで、板が消えていく様を、売りと買いがお互いに食い合っているという表現で表します。

食い逃げ増資(くいにげぞうし)

増資の際に約束した配当などを、増資後に撤回、減額する増資行為。

一種の詐欺ですが、状況の変化で仕方なくと言う事で、うやむやになります。
もちろん、始めからの計画であったのか、真相は分かりません。しかし、少なからずこういった行為があるようで、このような言葉があります。

クォートドリブン(quote-driven)

証券会社などが、値付け業者として、気配値を提示して、投資家の注文を受け付ける方式です。
取引量が多くなくても売買が成立しやすい特徴があります。店頭市場で行っている取引方法です。ナスダックが採用しています。

マーケットメイク方式とも呼びます。

クオンツ運用(くおんつうんよう)

数量的(quantitative)に分析的し、運用することです。市場の動きを、多くの場合、多変量解析によって求めます。

人間の考えや相場観、意思を一切排しているところが、強みでもあり、弱みでもあります。過去動きでは説明できない動きがあった時にも弱さが出ます。
ただし、市場の動きは累計的な動きも多く、その動きについて行けるのは利点です。
コンピュータの発達により、高速トレードが出来るようになって、特に発展してきています。

鯨幕相場(くじらまくそうば)

最近はあまり使わなくなりましたが、陽線と陰線が交互に続き、白黒の幕のような相場と言う事で、鯨幕相場と言います。
気迷い気味の相場ですね。通夜や葬式で使う幕ですので、あまり縁起の良い言い方ではありませんね。

口数(くちすう)

投資信託の取引単位で、くちすうと読みます。

普通は、一口あたり1円で、10万円の投資なら、10万口の購入になります。
ただし、現在の基準価格は、1万円あたり1万口あたりで表されるのが慣例になっています。

雲(くも)

一目均衡表の先行スパンで囲まれたところを雲と言います。
基本的には抵抗帯で、雲が薄い、雲が厚いなどと表現したりします。

一目均衡表を参照して下さい。

クラウディングアウト(Crowding Out)

景気刺激策として、政府が資金調達の国債の大量発行や減税などを行い、公共事業の拡充などの財政政策を行っても、結局、実質利子率の上昇を招き、民間の資金調達が圧迫され、かえって民間の経済活動が停滞してしまうと言う現象です。
押し退け効果とも言います。

クラウドファンディング(Crowdfunding)

群衆(crowd)と資金調達(funding)を合わせた造語です。

インターネット上で、不特定多数の人から、少額の資金を募る方法です。
少額でもインターネットで拡散して、驚くほどの資金が集まることもあり、注目されています。

寄付と募ったり、投資を勧誘したり、何か有益な物を共同で購入することを提案したりします。

クラウンジュエル(Crown Jewel、焦土作戦)

敵対的買収を仕掛けられたときの防衛策の1つ。
会社の価値ある物を売却、譲渡、場合によっては分社化で外し、本体は計画倒産など、買収しても価値あるのものは手に入らないようにして、買収意欲をそぐ方法です。

王冠の宝石を外してしまうという意味で、Crown Jewelと呼ばれます。日本語では、焦土作戦とも言います。

下手をすると経営者として背任罪に問われることもあり、実際に露骨に行われることは少ないようです。

TOBM&Aなどを参照してください。

鞍替え(くらがえ)

俗に、所属取引所を変更することを言います。正式には、指定替えのことです。

グランビルの法則(Granvilleの法則)

Joseph E. Granvilleが提唱した移動平均線を使うチャート分析で、今では基本中の基本です。

株価と、移動平均線を利用して、8つの売買ポイントを提示しています。
50年も前に世に出た、言わば古典的な手法ですが、今でも多くの投資家に重要視されています。

世界中の投資家が見ている、これがもっとも重要なことです。

後日、詳細に解説予定。

グリーンシューオプション(Green Shoe Option )

株式の募集、売出しにおいて、オーバーアロットメント方式で売り出した時、追加販売が発生することがありますが、追加の為に一時的に株を借ります。

この借りた株を返済するために、幹事証券会社が発行会社や大株主から、引き受けと同一の価格と条件で、株式を追加取得する権利を持つことをグリーンシューオプションと言います。

オーバーアロットメント方式を参照してください。

グリーンメール(greenmail)

ある企業の株式を買い占めて、高値で買い戻すことを強要する脅し。
敵対的な買収の1つと言われますが、買収して支配することを目的としていません。

グリーンメールの語源は、恐喝を意味するブラックメールと、ドル紙幣(緑色)を連想したものです。

買収者は、グリーンメーラーと呼ばれます。

日本で有名なのは、小糸製作所の株式をトヨタに引き取らせた米国の投資家ブーン・ピケンズ氏の事件です。

繰上償還(くりあげしょうかん)

投資信託などで、予め決められた期日より早く償還されること。
信託財産が減少したなど、運用が困難になったことで、規約で決められた条件によって償還されます。

クリアストリーム(Clearstream)

ルクセンブルクに本拠を置く、ドイツ証券取引所グループの欧州最大の国際証券決済機関です。
欧州市場における株式や債券の受け渡し、決済の集中管理などを行っています。

繰越欠損金(くりこしけっそんきん)

赤字を翌年以降の黒字と相殺して、税金を節約出来る制度での金額を繰越欠損金として記帳します。

平成27年度税制改正で、繰越期間が9年から10年に長くなりましたが、控除限度額が段階的に引き下げられます。

くりっく365(くりっく365)

FX取引は拡大しましたが、悪質なFX取引業者も増え、公正、健全なFX取引をと言う事で、日本初の公的な取引所FXとして、東京金融取引所に上場している取引所為替証拠金取引が誕生しました。

繰延資産(くりのべしさん)

貸借対照表の借方に記載される資産には、流動資産、固定資産、繰延資産があります。

創業費、開業日、開発費などの1年以上先に渡って、影響する費用は、本年度で売上と対応した会計処理は出来ません。
そのため、繰延資産として計上して置きます。

繰延税金資産(くりのべぜいきんしさん)

企業会計と税法の違いを吸収するため、差額を調整するための勘定科目です。
払いすぎた税金分を貸借対照表の資産の部に計上しておきます。
ただし、来期以降、黒字になって、税金を納める時が来て、その分を控除できなければ、絵に描いた餅です。

繰延税金負債

逆に支払いを猶予して貰っている税金で、いずれ支払わなければならないものは、繰延税金負債として計上しておきます。

グレートローテーション(Great Rotation)

大転換を意味し、低リスク金融商品から、株などの高リスク金融商品に、経済状況の変化(デフレからインフレなど)で、大きな資金移動が生じることを言っています。

待望や期待を込めた言い方です。いよいよ、グレートローテーションが来る、など。

グレーマーケット(Gray Market)

有価証券の上場前や発行前に、その有価証券を売買する取引市場です。

商品を第三国を経由して、正規の価格より安値で流入させて形成される灰色市場もグレーマーケットと言います。

クレジット・ウォッチ(Credit Watch)

格付会社で、格付けを見直す可能性のあるものを、クレジット・ウォッチとしておきます。
見直すかも知れないと明示しているわけです。ネガティブと、ポジティブを付けて、どちらになりそうかを表示する場合もあります。

同じ意味で、クレジット・モニター、レーティング・モニターと言う言葉もあります。

クレジットコスト(Credit Cost)

不良債権処理額のことで、損益計算書に記載される損失額のこと。

クレジットデリバティブ(credit derivative)

企業のデフォルトのリスクをスワップやオプションの形式で売買する取引です。
例えば、売り手は、プレミアムを受け取る代わりに、万が一デフォルトになった場合、買い手に対して損失分を支払います。
買い手はリスクヘッジとして、プレミアムを払います。

クローズドエンド型投資信託(Closed-end type investment trust)

発行者が解約に応じる保証をしていない投資信託です。
短期間での売買に不向きな不動産に投資する不動産投資信託などが、このクローズドエンド型です。市場に上場していますので、換金する場合は、市場で時価で売却します。

グロース投資(Growth investment)

PERやPBRなどが割高でも、将来の企業の成長性や収益性に主眼を置き、業績の伸びが期待できる企業に投資するのが、グロース投資です。
このような成長性のある銘柄をグロース株と言い、成功したあかつきには、高い投資効果が得られます。

有名なウォーレン・バフェット氏はこのグロース投資で大成功を収めました。

反対に割安な銘柄に投資するのが、バリュー投資で、このような銘柄をバリュー株と言います。

グロースファンド(Growth Fund)

グロース株に投資する投資信託の総称です。

クローズド期間(Closed Period)

投資信託は、基本的に解約自由です。
しかし、投資信託によっては、安定的な運用や、効率的な運用のため、一定機関、解約出来なくしているものがあります。
その解約出来ない期間を、クローズド期間と言います。

なお、クローズド期間であっても、ほとんどは、被災、困窮、死亡など、特別な事情によっては解約が出来ます。

グローバル・コーディネーター(Global Coordinator)

株式の売出しなどでの幹事で、複数の幹事証券がある場合は、主幹事のことを言います。

GCと略すこともあります。

グローバル・マクロ運用(Global Macro)

世界中の国や地域のお金の流れを見極めながら、マクロ経済予測に基づいて投資を行うことを言います。

ヘッジファンド業界の得意とする物の1つです。ソロスのファンドが得意としています。

グローバル投資パフォーマンス基準(Global Investment Performance Standards)

資産運用会社の投資運用成績の実績の公正な表示と、開示のために定められた、世界共通の自主基準です。

GIPS基準とも言います。

グローベックス(CME Globex)

GLOBEXを参照。

黒三兵(くらさんぺい、くろさんへい)

酒田五法の1つ。三兵の種類の一種です。

陰線が3つ連続して出た場合で、三羽がらすとも言います。売り転換を示す線です。

三つ目の陰線に下髭が出ているのは、黒三兵先詰まりと言い、上昇反転する場合もあるとされ、上昇転換の線になります。

赤三兵も参照のこと。

クロス取引(Cross Trade)

同一銘柄で同量の売り注文と、買い注文を取引所に出し、商いを成立させる取引。

正確には、1つの証券会社が行うもので、以前は証券会社内部で同じような取引を成立させる売買(バイカイ)と呼ばれる方法が認められていました。
しかし、呑み行為にあたる恐れもあり、市場集中の原則にも違反しますので、売買(バイカイ)は禁止され、クロス取引が行われるようになっています。

また、個人で、自分自身でクロス取引が良く行われるのは、年末の含み損銘柄の売り買いで損失を表に出して、節税対策。
もしくは、現物買いの信用売りによる、株主優待のただ取りなどです(制度信用では逆日歩に注意)。

クロスボーダー取引(cross-border transaction)

国境を越えて行われる取引。
インターネット回線の発達とともに、普通に株式や債券などのオンラインのクロスボーダーのトレーディングが可能になっています。

クロスレート(cross rate)

ある国から見た、二国間の交換レートのこと。

例えば、普通はドルを基準にしますが、ドル/円は、いくらで、ドル/ポンドはいくらで、では、ポンド/円はいくらかと言うことです。

投資の元になる通貨で表示し、投資家に分かりやすくする表示するためにクロスレートがあります。

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