永久債(えいきゅうさい)

予め満期や償還の期限の定めがない債券のことです。
発行者は償還をすることが出来ますので、永遠が保証されていることではありません。債券の所有者が償還を請求することは出来ませんので、不平等とも言えます。
発行者にとっては、いつでも償還でき、利子を払い続けるつもりなら、いつまでも償還しないで置くことも出来ます。ですから、投資家にとっては、いつ償還されるか、償還されないかも含め、不明です。

永久劣後債や永久国債などの種類があります。現在、日本国債には永久国債はありません。

永久資産(えいきゅうしさん)

使っても価値が変わらず、永久に使用を続けることが出来る資産です。具体的には土地がこれにあたり、減価償却の対象にはなりません。

ネット上などで、金を永久資産と書いている方も見えますが、金は違います。永久に資産価値を保つ可能性がありますが、メッキ等に使用したりして、使ってしまうと実質的に無くなってしまいます。使用して利潤を得ても、何も変わらないものが永久資産です。

営業外収益(えいぎょうがいしゅうえき)

営業活動以外から生じた利潤で、損益計算書(P/L)が分類する収益の、売上高、営業外収益、特別利益の3つの内の1つです。

主に財務収益の受取利息、配当金、不動産収入などがこの営業外収益になります。

営業キャッシュフロー

営業で得た収入から、仕入れなどの諸費用を引いて、営業面から、実際に会社に入ってきたお金の流れです。

この営業キャッシュフローは、プラスである必要があります。出ないと、会社の存続を借金に頼ると言う事になります。また、プラスであればあるほど、何をするにしても自己資金で行える可能性が高く、安定した会社です。

他に投資キャッシュフローや財務キャッシュフローなどがあります。

なお、キャッシュフローは、実際のお金の流れですので、売掛金や買掛金は計算に入りません。
売掛金が多くて利益が出ているように見えても、そのお金が会社に入っているとは限りません。ですから、「利益は意見、キャッシュは事実」と言われます。

キャッシュフローPCFR(Price Cash Flow Ratio、株価キャッシュフロー倍率)、NCF(Net Cash Flow、正味キャッシュフロー)なども参照して下さい。

営業循環基準

会計基準の一種で、営業サイクルにある資産と債務は、一年基準に関係なく、流動資産、流動負債とする基準のことを、(正常)営業循環基準と言います。

一年基準も参照して下さい。

営業費(えいぎょうひ)

販売費(販売管理費)および一般管理費のこと。概ね粗利益から営業費を引くと、営業利益になります。

営業毎旬報告(えいぎょうまいしゅんほうこく)

日本銀行が、10日ごとに報告しているバランスシートの状況です。

日銀にとって、お金の発行は負債で、買い入れている国債やETF、J-REITなどは資産です。リスク資産が多くなってきて、評価損などの減損が続けば、日銀の倒産という笑えない事態も、、、は冗談です。

営業利益(えいぎょうりえき)

売上高から売上原価(仕入れ)や製造原価を除いた物が売上総利益です。粗利、粗利益とも呼ばれます。
この売上総利益(粗利)から、一般管理費や販売管理費(広告費、店舗費用等)などの諸々の経費を除いたものが、営業利益です。本業での儲けを示します。
ちなみに、営業利益からは、生産設備などの固定資産の減価償却費などの償却費が除かれていますが、これを差し戻したものが、EBITDAです。

営業利益が本業での根本的な利益です。ここがマイナスであれば、営業赤字や営業損失などと言いますが、事業で儲かっていないと言う事で、深刻です。
会社が赤字になっていても、この営業利益が出ていれば、もしくは出るようになってくれば、だいぶ希望が持てます。

なお、営業利益から、財務関係の支払利息や営業外の損益を考慮したものが経常利益です。

つまり、営業利益が事業の力で、経常利益が会社の力です。

さらに、臨時的な損益を考慮したものが、税引き前当期利益で、これから税金を除いたものが、当期利益であり、純利益と言われる、その年の手取りです。

益金不算入制度(えききんふさんにゅうせいど)

受取配当などの一定の項目については、利益であっても、法人税の金額を算出する計算に入れません。
企業会計と税務会計の違いを調整するための制度です。

益出し(えきだし)

決算対策として、時価のほうが簿価より上回っている含み益のある資産を売却して、利益を捻出することです。
時価会計が導入されるようになったため、現在ではあまり出来ません。しかし、売却をするような物でないものは簿価のままであり、余程困れば益出しが行われます。

又、投資家が、株式投資で、含み益のある株を売って、利益を計上することも、益出しと言っています。利益を現実のものにすることです。

益利回り(えきりまわり)

株式益利回りとも言います。
EPS(一株当たりの利益)を株価で割ったものです。PERの逆数、1 ÷ PERも同じです。×100で、%で出します。

配当は実際に受け取る利益ですが、配当以外の利益も実際は株主の利益ですので、この利回りを計算します。

イールドレシオ(Yield Ratio、利回り指標)を出すときなどに利用します。

エクイティファイナンス(Equity finance、新株発行を伴う資金調達)

新株発行やCB(転換社債型新株予約権付社債)などの新株予約権付社債を発行して、資金調達をすることです。

これは将来返さなくても良い自己資金の積み増しですが、銀行借り入れや社債、私募債発行などの負債で資金調達をするのは、デットファイナンス(Debt finance)と言います。

エクスポージャー(Exposure)

投資している金融資産の内で、価格変動リスクに晒されている部分の割合です。
全額を株式で運用している場合は、100%です。

なお、為替エクスポージャーは、外国資産の内、為替変動をヘッジしていない部分です。

エクスワラント(Ex-warrant)

分離型ワラント債の社債部分のことです。利息を受け取ることが出来る、普通社債のようなものです。

エコファンド

環境に優しい経営や、環境問題に取り組む経営を行っていることも投資先選択の考慮に入れた投資ファンドを言います。

エマージング市場(Emerging markets)

エマージングとは、発展途上や新興と言う意味です。

新興国市場の事で、発展段階にある、成長が見込める国や地域の市場の事を言います。
高い成長が見込めますが、未成熟の市場でもありますから、政治的な混乱、急激なインフレ、為替の大きな上下などの、突然の変動のリスクもあります。

エリオット波動(えりおっとはどう)

株式波動論の1つ。

米国のアナリストのラルフ・ネルソン・エリオットが発表したチャート理論ですので、エリオット波動と呼ばれます。

上昇波動が5波(上昇波が3回と、な調整波が2回)、下降波動が3波(下降波が2回と調整波1回)で構成されているとしています。

後日、詳細に解説予定。

円貨建て債券(えんかだてさいけん)

利払と償還が円で行われる債券のことです。日本人にとって、為替リスクがありません。円建外債も参照のこと。

縁故債(えんこさい)

債券の発行者と特定の関係にある投資家だけが購入できる債券です。

エンジェル投資家(えんじぇるとうしか)

単にエンジェル、又は、ビジネスエンジェルと言います。創業前や創業間も無いベンチャー企業に、資金を提供する個人投資家のことです。

ニューハンプシャー大学の教授のウィリアム・ウェッテルが、自己資金で始め、ベンチャーキャピタルが資金提供し始める間の苦しい時期に現れる天使のようなと言うニュアンスで、エンジェルという呼び方をし始めました。

エンジェル税制(えんじぇるぜいせい)

ベンチャー企業への投資を促進することを目的に経済産業省が制定した税制上の優遇制度、ベンチャー企業投資促進税制の一般的な呼び名です。

個人投資家は投資時点、株式売却時点のそれぞれの時点において、税制上の優遇措置を受けることができます。損失が発生した場合にも優遇措置があります。

円高(えんだか)

日本の通貨である円が、外国通貨との対比で、価値が上がることを言います。

例えば、対ドルで言えば、1ドルが120円の交換レートであったものが、1ドルが110円の交換レートになれば、円の価値が上がり、円高方向に進んだと言う事です。
円とドルの対比は、日本語では、ドル/円 又は、ドル円 世界的な表記では、USD/JPY 又は、USDJPYになります。

円建外債(えんだてがいさい)

外国の発行体が円建てで、日本の投資家に対し、日本国内市場で募集・発行する債券のことをいいます。サムライ債やサムライポンドとも言います。
ただし、色々な組み合わせもあり、利払や償還が両方とも円であるとは限りません。

円短期運用(えんたんきうんよう)

円建てで、金融機関や機関投資家が、コールや手形、CD、CPなどの1年以内の短期資金を取引する市場(短期金融市場)で運用をおこなうことです。

エンベロープ(Envelope)

テクニカル指標の1つ。トレンド系のチャート。

移動平均線より任意の乖離率で、上下のバンド幅で数本の線を記入したものです。
現在の移動平均からの乖離が一目で分かる様になっています。

ローソク足のほとんどがバンド幅の中に入っているときは、上限近辺で売り、下限近辺で買いの指標として使えます。
超えることがある場合は、超えたら売り買いの目安とします。抵抗線、支持線のように下げや上げの目安として使うことも出来ます。

大きく超えたときは、強い売り買いのトレンド転換と見ることも出来ますが、その銘柄の過去の動きを良く観測することが必要です。

円安(えんやす)

日本の通貨である円が、外国通貨との対比で、価値が下がることを言います。

対ドルで言えば、1ドルが120円の交換レートであったものが、1ドルが130円の交換レートになれば、円の価値が下がり、円安方向に進んだと言う事です。

円高の項目も参照して下さい。

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