さて、前回お伝えしましたように、やはり健康コーポレーション及び、グループ会社の株価が上昇しています。もちろん、端的には株主優待の拡充のためです。前回記事はこちら

本日現在、健康コーポレーション、613円。ゲオディノス 、ストップ高を継続中で、1074円。イデアインターナショナル、本日ストップ高まであっての652円。

この事について、また、他について、少し補足的に書いてみます。

もうお気づきかと思いますが、よくご覧下さい。

ゲオディノスの優待、

100 株以上 、株主優待券8枚、もしくは、9,000 円相当の健康グループ商品。

200 株以上、株主優待券 16 枚、もしくは、12,000 円相当の健康グループ商品。

300 株以上、株主優待券 24 枚、もしくは、15,000  円相当の健康グループ商品。

健康コーポレーションの優待

100 株以上 、6,000 円相当の健康グループ商品。

200 株以上、12,000 円相当の健康グループ商品。

300 株以上、15,000  円相当の健康グループ商品。

 

株主優待券は別にして、100株のみが違っています。なぜでしょう。もちろん恣意的に行っているものです。

浮動株比率や株数に応じた区別や、株価その他に応じた区別なら、100株区分け以外にも区別があって良く、なぜ、100株単位のみが違うのでしょうか。さらに健康では100株と200株は株数に応じて優待も倍ですが、ゲオディノスは違います。しかし、ゲオディノスの優待券は、ここは比率に合っています。規則性が出鱈目でどうも整合性がとれませんよね。

固有の意図が入っていると感じられるもので、そして、たった100株で9000円、年間18000円は、とてもお得感を感じるものです。ここに意図があります。もしくは、逆に健康の100株を6000円にしたこと、どちらにしても、作為的なことがよく分かると思います。

まず、注目度をゲオディノスに持っていって購入させたい、健康は一歩退く。そういうことです。(これを考えるとイデアインターナショナルも非常に気になります)

健康コーポレーションにとって、子会社の株価を押し上げることによって、直接的に資産価値が増します。これはM&Aのための融資を受けるには有利です。金利の交渉もしやすく、場合によっては、子会社の株式を担保にすることも出来ます。

そして、その資産価値は、やがては黙っていても健康コーポレーションの株価を自然に押し上げます。非常に合理的なのです。

推測や憶測しか言えませんので、あまり書かなかったことが多いのですが、健康コーポレーションの行動は、いつも合理的な意図で形づけられているようです。これも当サイトが注目している理由の1つです。

まず間違いが無い事象を1つ言えば、自らや子会社の資本金を資本準備金などに振り替え、1億円に減資していること、(会社側の説明は別ですが)これは明らかに外形標準課税の対象外になるためです。(市場の上場基準などには資本金はありませんので、不利はありません)
そして、このような合理的な行動を迅速に取れる会社、実際にやってしまう会社は、あまりありません。GMOインターネットはのちにしています)

ついでに、間違いかもしれない憶測を1つ書けば、おそらく健康コーポレーションは、東証1部上場を狙っています。ジャスダックや2部ではありません。健康コーポレーションは広告費が少なければかなり収益が高い会社だと書いた覚えがありますが、広告費の削減はいつも試みています。上場することで、広告費の削減効果が期待、もしくは広告効果があるのは、1部上場のステイタスです。

観測しているといつも合理性が高いので、ジャスダックなどに上場するぐらいなら、色々な規制がラフな札幌が良いと思っていることでしょう。そして、苦労して上場するなら1部を指向していることでしょう。

この場合、流通株比率が問題になりますが、おそらくこれは、機関投資家に持って欲しいと考えているのでは?。手厚く優待を出しているに反して、個人株主説明会は一度もしていません。それに反して、札幌市場の新興企業でまだ小さなころから、機関投資家向け説明会は毎回開いています。

もちろん、多くの会社が開いていますが、あの頃から熱心に行っているのを見て、私は奇異に感じていました。参加するところはどれだけあるのだろうかとも思っていました。以上、保障無しの憶測です。

さて、株主優待券目当てにゲオディノスを100株購入しようと思っておられる方は、今現在なら、健康を200株購入した方がお得です。健康の優待は自社グループ品、ゲオディノスの優待券も今回から入ってくると思われます。無保証です。

なお、もちろん、当サイトは中長期投資が主体ですので、グループの親会社、健康コーポレーションが注目銘柄です。