当サイトのSSL化に伴い、インターネットネタで何度か書いています。
題名を見るとまたネットネタのようですが、今回は銘柄の話題です。

イーサポートリンク

さて、当サイトの注目銘柄の一つ、イーサポートリンクが株主優待の改悪?のため、株価が下落していました。
推移を見守っていましたが、どうやら2016年2月の日経15000円の大台割れの時の最安値(1221円)を下回らずに下降は止まったようです。

ちなみに優待は年一回、100株以上、リンゴジュース3本になりました。

イーサポートリンクは、優待株としても人気があり、今回の優待減少が下落要因になったものと思われますが、ここで止まったことから、やはりそれだけではないと分かります。

現在は減益になっていますが、これはイーサーポートリンクバージョン2の立ち上がりに伴う前システムの原価償却のためであり、特に心配は要りません。

優待の減少に付いては、当会社は優待開始時に株主数が少なく上位市場に移行できる状態ではありませんでしたので、株主数の増加が目的であったと思われますので、その目的が達成出来たので縮小と言う事なのでしょう。
まさに現金な話ですが、目的が見え見えでしたので、いつかある話とは思っていました。

それにしても、東証二部への障害になる身内の非上場会社の持株比率の解消のための株売りが終了したこのタイミングでの優待改悪は、あまりに会社側の姿勢が調子が良すぎて、いらっときますけど。

一区切り

しかし、これで安心感は出ています。
現在東証二部への形式要件は確定しています。東証一部へは時価総額の関係で、株価の上昇が必要です。

流通システムを運営している関係で、信頼感のある少しでも上位の市場への上場と言うのは、この会社の方針だと思われます。
マザーズから、ジャズダックへと進んできましたが、東証二部へは既定方針であろうと見て取れます。

優待の改悪と引換のような形で行われた初配は、5円ですが、おそらく累損解消とシステム開発費との兼ね合いもあったと思われ、今後は増加していくものと思われます。

システムのクラウド化が出来、フレシキブルに機能の選択が出来る新システムは、小口需要にも対応出来るものとなっていますので、後は営業次第です。
今年度は原価償却の関係もあり、利益の復活と拡大は来期からと思われますが、いよいよ出発と言う感じです。

いい生活(3796)

先にクラウド化をしている同じような会社としては、いい生活があります。
こちらは不動産取引情報システムですが、クラウドへの切り替えで赤字までなっていますので、黒字に復帰しても株価の立ち上がりが遅いようです。

現在、打診買いで動向を見ていますが、この機会にいい生活(3796)を参考銘柄としてあげておきます。ただし、株主優待はありません。

インターネットはとまらない

さて、表題の「インターネットはとまらない」ですが、インターネットはシステム的に止まらない、もはや止めることが出来ないシステムです。
しかし、ここで言うのは、進化が止まらないと言う意味です。

私は短期投資もしますが、当サイトは長期投資を主眼としたサイトです。
長期投資では、まずその会社がメガトレンドに乗っているかも見ます。

戦後の食料、砂糖、高度成長期の三種の神器や少し前のコンピューターなど、時代時代によって大きなニーズが存在します。
現在のもっとも大きなメガトレンドは、数十年前から続いているインターネットです。

このインターネットは、テレビや郵便や電話などのシステムと違い、まだまだ進化していきますし、需要も拡大します。

電話は音質が良くなっても電話は電話です。テレビもそうです。完成された技術で社会的な発展要素はありません。むしろネットに置き換わっていきます。
すでに電話は大きな部分がインターネットのIP電話に置き換わっており、交換機網が廃止されるのは時間の問題です。
テレビもインターネット上に配信網が移り、電波塔や放送設備、TVアンテナや放送免許などは不要になります。
時期は分からないまでも、この程度のことは、容易に予知できます。

ネットがもたらす諸々

黎明期はインターネットそのものを扱う企業、ヤフーなどが成長しましたが、社会学的な観点からも言って、これからはネットを活用する業界や会社が成長しますし、しています。

もちろん、流通も電話やファックスで取引を行っている状態が続くはずも無く、イーサーポートリンクが行っているようなネット上の流通網が主流になります(イーサポートリンクは生鮮食品に関してオンリーワン企業です)。

このページで始めて紹介した「いい生活」の不動産取引情報も当然にネットが活躍します。
不動産屋は、いわゆる顔の広さが必要な職業でした。その街その街の顔利き、事情通が物件を集め、不動産仲介をしていました。
そのため、不動産業者の数は、現在でも10万店以上(コンビニでも5万店)。ものすごく店舗数の多い業界です。
不動産業は労働集約型産業の代表選手であり、手数料がものすごく高い産業です。
毎日アパートを仲介して貰う人はいませんので、話題になり難いのですが、異常な高さです。

それでも最近は、仲介手数料や販売手数料を割り引くところも徐々に増えてきましたが、それはネットなどの普及での情報の共有などで、労働集約型産業から少し外れて来たからです。

例えば、眼鏡は過去には大変高いものでした。
これはレンズを枠に嵌めるための湾曲した切り加工をするときにかなりの率で割れてしまったので、その危険率を価格に含んでいたからです。
しかし、良い機械が開発され、原価が安くなり、眼鏡の安売り店なども出現して来ました。やがて、高いので眼鏡は一つだけと言う時代ではなくなって来ました。
そして、ファッション性を重視したり、色々な用途の眼鏡が売れるようになり、需要が増大しました。
JINSなどもそう言う中で成長し、株価も成長しましたね。

もちろん、そればかりではありませんが、技術の進歩や革新は、もっともっと大きな社会変革をもたらします。

その技術の中で最も、インターネットは、様々な業界に大きな変革の嵐を起こしつつある化け物のようなものです。
そして、進化もし続けています。

資産を作って行く長期投資では、時代のトレンドと共に居れば、何も恐れる物はないわけです。
それは、気まぐれな風でなく、偏西風を受けて走る帆船のようなものです。そして、偏西風の中には、ジェット気流もあります。
メガトレンドは、ジェット気流です。メガトレンドで最も大きな物は、今も進化し続けるインターネットですから。