投資対象に迫っていく方法は、実はいくつもの取り道があります。
最初は、思いつきであったり、株主優待を探してたり、なぜか気になるものであったり、単に大きくさげているもの、あるいは低迷しているもの、それらの逆であったり、チャートのサインであったりします。

今までにも、無数に及ぶ投資対象がありましたが、投資対象に迫っていく、その方法は、投資方法そのものです。
切っ掛けはいくつもあるでしょうが、絞り込んでいくその課程は、その人の投資方針を示しています。

ですから、短期投資のつもりだったが、長期投資になったとか、長期投資のつもりが短期投資になったと言う事は、本来は無いはずです。
ここでは、成長株の長期投資という観点で語っています。

いくつかの注目点

私の銘柄選定術を書いてみようと思っていましたが、纏めて書き、説明を加えますと、繁雑ですので、ちょっとだけ書いてみます。
まず、私の方法は、数値化することが難しいので、大きく注目する点、参考に見る点を含め、雑文の類いになることをお断りして置きます。

時間が取れたら、もう少し体系的に纏めようと思いますが、今回はメモ書き程度です。

オンリーワン企業

たった1つだけの花と言う歌がありますが、それぞれのたった1つ花では、足りません。

他にはない、秀悦なオンリーワンであること。
そして、そういうオンリーワンの企業には、多くのオンリーワンがあります。こういう企業はこれからもオンリーワンを作り出します。
そういう体質、組織がオンリーワンであるからです。

参入障壁が高い事業分野や商品を持っている事も大切ですが、こういう企業体質や資質こそ、最も他社がキャッチアップできない参入障壁です。

例えばハーモニック・ドライブ・システムズは、波動減速機でオンリーワン企業でした。世界で唯一波動歯車装置を実用化しました。
しかし、現在では他に製造に成功したところが出てきています。
ところが、やはり世界で初めてアバカス減速機の製造に成功しました。

健康コーポレーションも、豆乳クッキーダイエット、ジェルの定期購入を条件に美顔器を980円で売るビジネスモデルを始め、数々のオンリーワンを作り出しています。中には成功しなかったものも数多くあります。しかし、その中からライザップが出てきています。

オプティムも世界で初をいくつも作り続けて、重要な基本特許を数多く持っています。

メジャーなところで言えば、本田技研は、技術端の企業で、二輪車でトップ、四輪でも主要企業、アシモを作り出し、そして、やはり小型ジェット機で世界トップシェアになりました。

オンリーワンを持っている企業は、元々オンリーワン企業なのです。オンリーワン企業に注目することが大切です。

時代のトレンド

時代のトレンドに乗っている企業が、現在、成長している企業です。
それもなるべく大きなトレンドに乗っている企業が投資に相応しいでしょう。
例えば、ブームのようなものではなく、ロボット、IT、IoT、AI、老齢化(健康、労働力、介護)のような継続性のあるトレンドであることが大切です。

例えば50年前、未来の子供はコンピュータで遊ぶと語れば、おそらく狂人と見なされたでしょう。しかし、今では誰もがその現実を目の辺りにしています。インターネットなども同じです。
おそらく、今、未来の子供達はロボットと遊ぶと語っても、そうだろうねと言う言葉が返ってくるかも知れません。10年前なら、おそらく狂人と思われたでしょうか。

時代のトレンドは、始めは細く、多くの人に見通せない流れですが、止められない巨大な流れになります。
そして、すべての既成の遺物を押し流すまで、長く続き、多くの企業を成長させます。
現在でも、アマゾンなど30年前には存在しなかった多くの企業が、大企業になっています。

現に成長している

成長をしている企業は、長く成長します。
上記の2つが背景にあるからですが、大雑把に3年チャート、5年チャートを見て、右肩上がりの企業は、今後も成長していく可能性が大きいと考えてよろしいでしょう。
もちろん企業内容、事業内容の裏付けを取ることが大切です。

しかし、以上の事柄だけでも、長期成長株投資の確度は相当に高くなります。

オーナー社長

多くの自社株を持っているオーナー社長がいること。

サラリーマン社長がダメと言う事はありませんが、オーナー社長は意気込みが違いますし、成長企業の初期は、多くの場合、オーナー社長です。
あなたが黎明期に投資出来たという証明でもあり、成長した時の果実は大きくなります。
また、オーナー社長が多くの株式を持っていると言う事は、市場に出てきにくい株式が多いと言う事でもあります。

社長が失敗していること

失敗しない人間はいません。
そして、失敗を認識出来てこそ、学べますし、対策が取れます。
失敗を認識している社長であれば、自嘲気味に、あるいはエピソードとして、ことあるごとに失敗を語りますので、あなたもそれを容易に知ることが出来ます。

こういうエピソードが出てこない会社は怖い会社です。
社長の中で単に運が悪かった等の結論になっていれば、失敗として認めないし、対策もされないわけです。

例えばリーマンショックの時には、多くの社長が、業績の悪化はリーマンショックがあったからと語っています。
それで完結しているわけです。
しかし、一部の社長は、対策が取れてなかった、一括契約だったので機動的な縮小が出来なくて傷口を広げた等の自分の失敗を語っています。
この違いは大きな違いになります。

株数が少ないこと

時価総額が少ないことと言い換えてもよろしいですが、発行株数が少ないことは伸びしろがあるということです。
つまり、株式分割が期待できるということですが、自分の持っている株式持ち分が充分な成長を受け取る割合になるかと言う事です。

利益限界が高い、成長限界が高い

利益率をどこまで上げられるか、及び、その会社がどこまで成長出来るかと言う事に注目します。

例えば、優秀な割り箸を作っている企業では、トップシェアを取っても、市場を制覇しても、髙が知れています。
その技術を応用して、他に転用もしにくいと思われます。
割り箸と言う極端な例を出さなくても、メガネ程度のものでは、成長限界が高いとは言えません。

企業理念を持っている事

200年以上、生き残っている企業の約7割は、社訓等を持っていると言う事です。

社訓、企業理念、経営理念、ビジョンと言うものは、絶対に必要です。
企業のアイデンティティーを明確にしていることは、長期の企業活動に取って必要不可欠であり、組織の一体化にも必要なものです。

言わば、錦の御旗を持っているかと言う事です。

成長企業と言うものは、急激な組織拡大をします。
この膨張と爆発は、数々の軋轢をもたらし、社員教育だけでは空中分解を防ぐことが難しくなります。
企業理念、ビジョンを共有していることは、同一化しやすく、方向性を示しやすくなります。

もちろん、それがありきたりのものでないことや確固たるものであることが大切です。

問題が明確であること

長期低迷していた再建企業にあっては、低迷の原因が明確になっていることと、それが社内で共有されていることが大切です。
そして、それらがほぼ確実に解消されるであろう事が確認出来ることが必要です。

その他

その他は、PERより、ROEに注目など、いくつもの注目点がありますが、おそらくこれらは多くの人が語っていることと、同じになるでしょう。

もうすこし理解しやすく整理して、「誰も書かなかった株式投資の秘密」のコーナーに開示したいと思っています。
今日はここまで。

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