SDエンターテインメントは、ゲオディノスと言う社名で、北海道を中心に、映画、ゲーム、フィットネス、ボウリング場などを運営している娯楽サービス会社でした。

安定的と言えば聞こえは良いのですが、株価も低迷し、どちらかと言えば、じり貧という感じでした。ビルや施設などの資産が多く、そのための有利子負債も多く、収益は低空飛行でした。

2014年に健康コーポレーション傘下に入ります。それ以来、株主優待の拡充が行われています。

株主優待は、3月末日、9月末日の年間2回で、健康グループ商品のカタログ選択です。

  • 100株以上 9,000円相当
  • 200株以上 12,000円相当
  • 300株以上 15,000円相当

現在、1251円、100株で12万5千円程度の投資です。優待利回りは14%以上になります。現在のSDエンターテインメントの株価 ※現在は1:2の分割をされています。また優待も分割に伴い変更になっています。

さて、SDエンターテインメントですが、健康コーポレーションのグループ化以来、フィットネス事業におけるRIZAP とのシナジー最大化、 GAME事業とボウリング事業におけるシニア層の取り込み、不採算店舗見直しとコスト削減による収益性の改善などに邁進しています。

また、健康グループ内のゲームプログラム会社の協力で、映画館を利用した体験型脱出ゲームやプロジェクションマッピング、スマホアプリを使った集客などに注力しています。なお、会社側は現在審議中のカジノ法案が成立した段階で、カジノ事業に進出することを表明しています。

健康コーポレーション傘下になってから、社長は健康グループ会社の河野正氏に交代していますが、有利子負債を縮小することを最大の使命として任命されたということです。

この先、経営も安定し、新規事業にも期待が持てると思われます。何よりも健康コーポレーションの傘下になったことが大きく、シナジーもまだ出てくるでしょう。

現在の株価は立会外分売後の安値で、100株で年間18000円相当の優待額は大きく、優待利回りも14%以上、直ぐに上昇しないまでも、このままの株価でいるはずもなく、2000円程度は充分あり得るでしょう。

以上、当サイトの見解は、安定的で確実性が高いキャピタルゲイン狙いでもよろしいと思いますが、少なくとも優待狙いで100株の取得はどなたにもお奨めできるでしょう、ということです。