健康ホールディングスが、優待内容の変更、及び子会社との合併、社名の変更をしました。又、上場市場のカテゴリーを食品に変更しました。 新しい優待は以下です。 自社グループ商品からご希望の優待商品を年2回選択。 1株以上 2,000円相当 3株以上 5,000円相当 5株以上 8,000円相当 10株以上 10,000円相当  カタログ送付時期 3月末株主:6月、9月末株主:12月

グラフに対して、若干の修正をしました。又、以下、最近の動きに対して書いてみます。

健康コーポレーションによる三社の買収

資本準備金への振り替えでの資本金の減少措置、子会社の遊休資産の売却、短期借入金から、長期借入金への振り替えなど、手元資金の積み増しを行っていましたが、やはり、三つの会社の株式取得が発表に成りました。

再掲載と言うことで、このことに付いて言及します。

まず、今回の買収の大きな目的は、大規模な事業拡大と思われます。事業拡大を本格的に行う意志を示したものではないかと感じます。豆乳クッキーでホップして、美顔機販売事業への進出でステップ、そして、今回のジャンプです。

まず、順番に取得した会社を分かる範囲で見てみましょう。(当サイト調べ、及び当サイト見解)

株式会社アスティ

化粧品、健康食品関係の製造販売、及び輸出入会社です。子会社でジュエリー等の製造販売を行っています。
慢性的な赤字体質でした。提携工場を有していますが、製造能力に対して販売力が不足していたようで、化粧品や健康食品のOEM生産も引き受けていました。
前年度の売り上げの減少が特に激しく、これは震災の影響で自社販売分及びOEM分が双方で落ち込んだことが理由でしょう。工場の稼働率もそうとう低かったものと推測されます。
純資産はほぼ底をつき、債務超過も間近の感じです。(買収時、債務超過に至っていた可能性もあり)
この会社を4円で取得しています。

商品は、自社生産品、正規輸入代理店分を含め、まずまずの品揃えです。
簡単な調べですが、総じて商品の評判は良く、雑誌掲載もかなりあります。ただし、やはり販売力の弱さは秘めない感じで、それが今日の状況を招いた所でしょう。一族経営で手詰まり感が強く、従業員保護や会社存続のための身売りでしょう。

取得理由?

健康コーポレーション側としては、従来より単品経営の感があり、品揃えを増やしたいと言う思いがあったものと思われます。新商品の開発は常に行っていますが、単品依存からの脱却は容易ではなく、時間が掛かっていました。
また、インターネットを主な手段とした顧客名簿を膨大に有していますが、商品点数そのものが少なく、有効に活用出来ませんでした。非効率な経営です。
そして、製造は、子会社のジャパンギャルズで美顔機関係の化粧品の製造力や外注に頼るしかありませんでした。

品揃えの確保、及び製造工場の確保、化粧品、及び健康食品の販売製造に熟練した人材の確保、インターネット以外の販売ルートの確保、そして、ジュエリーへの進出。これが取得価格4円で可能になります。

また、資産と負債はほぼ均衡しており、グループ全体に対してのPBRにそれほど大きな変化はないでしょう。負債は13%程度の増加、資産も同じ程度の増加で、ニュートラルです。今後、多少の人員の整理があるでしょうが、販売関係を健康コーポレーション側に移すことによって、大きなシナジー効果が出ると思います。

ミウ・コスメティックス株式会社

炭酸ガスを使用した機能的な化粧品が主力です。百貨店、エステサロン等での販売が主です。
社長はシンクロナイズドスイミングの元日本代表ですが、やはり経営力に少し難があったようで、慢性的な赤字でした。

少し調べて見ると、この炭酸ガスを使用した化粧品の評判はかなり良く、ポーラ・オルビスホールディングスやベンチャーキャピタルなどが株主に名を連ねていることで分かるように、期待感のある商品でした。
しかし、品揃えの少なさ、百貨店やエステサロンに頼っている販売ルートの弱さが禍いしたようです。

取得理由?

機能性化粧品単一ですから、やはり大量販売するルートを確保しないと会社としては不安定さがあります。ネット販売も行っていたようですが、こう言う機能性化粧品を求める方に個々にアプローチすることは容易ではなく、ここは健康コーポレーションの膨大な顧客リストに頼りたい所でしょう。
又、こう言う化粧品を求める方の属性は、美顔機を求める方の属性と合います。美顔機の販売顧客にアプローチするのは自然な流れですし、美顔機で使用するジェルへの採用も大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。
また製造は親会社のポーラなどに委託していたものと思われますが、先のアスティの工場を利用する事で大きな経費の節約になるものと思われます。

売り上げも年々減少し、赤字も続いていますが、総資産と純資産がほとんど同じで、借金はほぼ0のようです。単純に1億1千万の純資産を持っている会社を7千万程度で取得したことになりますので、グループの資産としては増加します。
又、従来健康コーポレーションが持っていなかった、百貨店ルート、エステサロンへの販売力を取得したと考えても安い買い物だと思います。

エムシーツー株式会社

コールセンター事業、モバイルコンサルテーション事業、カウネット事業(コクヨの代理店)などが主です。他に、ソフト販売もしています。
子会社に、ITグループ株式会社、クラウドット株式会社、IT Telemarketing株式会社などを有しており、通信、及び通信販売基盤構築のノウハウをたくさん持っています。カウネットなどはかなりの会社が事務用品等の購入に使用しているのではないでしょうか。カウネットの運営委託会社がここだと言った方が一般には通りが良いでしょう。
黒字会社ですが、営業利益に関しては最近やや赤字が続いています。

取得理由?

こちらの取得理由に付いての検証はほぼ不要でしょう。
従来より健康コーポレーションはコールセンターを外注に頼らず、自前で構築していましたが、グループにコールセンター事業を行う会社を有しているのは大きな利点です。もちろん今回の取得の少し前に健康コーポレションはコールセンター要員の募集を止めています。

営業は赤字ですが、最終黒字が続いている所を見ると、営業以外の収入が大きいと思われます。純資産は保っていますので、資産売却によって経常利益を出しているわけではないようです。又、以前他社に買収された時の広報を見ると、少し前までは営業利益も十分出していたようです。
今後は、コールセンター等の通販基盤の運営費の大幅な節約が、グループ全体を等して可能です。

黒字を出している会社で、通信販売を後押しする会社がグループにあることは、すばらしい利点です。内部取引だけの子会社構築を除いて、他の通販会社には、こう言う例はあまりないようです。
2億7千万の純資産の会社に対して、4億2千万の取得価格は、決して高いとは思えません。1億5千万のプレミアムは、出している利益から考えれば、妥当な所でしょう。しかし、それ以上に健康コーポレーションのような販売形態の会社に取って利点が大きいでしょう。

今後の推移

健康コーポレーションは、資本金としては1億の小ぶりな会社ですが、グループ全体の売り上げ、及び従業員数、乳製品から飲料や健康食品、化粧品工場の数々、販売アイテム数など、すでにほどほどの会社になったようです。今回の買収劇によって、株主資本比率は若干の低下が考えられますが、グループ全体の力や収益力は大きく増したものと思われます。

優待の改変は、一部の取得数の方に関して改悪になりましたが、低価格株でもあり、優待内容の維持、又は優待金額上乗せのために、総じて取得株数の上乗せを行う株主が多いと思います。利回りは下がりますが、年二回の1万円分の優待の10株以上を目指して欲しいところです。

当サイトの見解は、以前より増して、ポジティブです。札幌市場で無く、主要市場に出てくるまで見守りたいと思います。

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