おそらく当サイトの注目銘柄の中で、もっとも話題が少なかったのがこのゼットンでしょう。初掲載は2011年7月。

100分割を考慮して、まだ3倍ちょっとの値上がりです。ゼットンの現在の株価

優待は、2月、お食事券
100株以上 2,000円相当 300株以上 6,000円相当  500株以上 12,000円相当

出店している各公共施設の入場券100株以上
「徳川園」入場引換券(300円相当) 「徳川美術館」入館券(1,500円相当) 「名古屋テレビ塔(展望階)」入場券(700円相当)  「横浜マリンタワー(展望階)」入場券(750円相当)

これは少しゆっくりと上昇して行くと、たまに述べていましたが、そろそろもっと動いて欲しいと思われていたことでしょう。

特異な飲食業

ゼットンは特異な飲食店会社です。街やターゲットに合わせて一店一店、業態や店舗を設計します。
まるでデザイン事務所やコンサルタントのような会社で、出店したレストランの集客力で閑古鳥が鳴く公共施設に客を呼び、手詰まり感のある街に招聘され、村おこしや町おこしのアイデアを求められたりしています。

ですから、契約切れ以外ではあまり退店がなく、不況でも強い店舗が出来ます。ゼットンの店に行ってみれば分かりますが、それほど安くはないのにお客が途切れることがありません。デザイン、調度品その他もセンスが良く、店舗自体が1つのプチテーマパークのようです。

もちろん、このような店舗は作るのに非常に手間が掛かり、事業を拡大していくのにも多大な時間が掛かります。寸評時などで、まだまだこれからと書いていた訳です。

創立20年

さて、ゼットンは今年の10月に創立20年を迎えます。会社としては第二創業期と位置づけているようです。

稼げる業態ブランドがあれば、展開が効率的です。しかし、これをゼットンは、今まで自ら否定していました。

これについて、微妙な方向修正をしてきています。チェーン展開をしないゼットンにも、業態としてチェーン展開が出来るもの、しているものが育ってきています。

会社側からの詳しい表明はありませんが、ある程度の部分は独自に設計は行いながら、同じ業態としてチェーン展開をしていっているようです。
実際に見てみれば、設計変更はしているようですが、大まかな雰囲気はチェーン全体に共通しています。
これらは、1つはハワイアンレストラン業態、1つはビヤガーデン業態です。

すでにハワイアンレストラン業態(アロハテーブル)は、ハワイアンとして日本最大になっており、ビヤガーデン事業も最大の事業者になっているようです。

店一つ一つを手造りでしていたところが、ある程度共通化してチェーン展開をしていくということ、これはかなりの業績拡大をもたらす可能性があるのではないでしょうか。

普通のレストラン会社と同じになってしまうと言う事ではないと思われます。
今まで1つの店舗として開発した多くの店舗の中には、そのままチェーン展開が出来る隠れた業態が数多くあると言う事を意味します。

また、海外への本格進出のきざしがありますね。
ハワイアンレストランはハワイで展開を始めていますし、歴史的な公園や歴史的記念物や建物で行っていたブライダル事業も海外展開するようです。

創業20年で、従来の事業ドメインを発展的に拡大して行っています。

また、ゼットンは、忘年会シーズンなどのかき入れ時の冬に、業績が落ちこむという妙な特徴がありますので、このあたりを改善するだけで、かなりの向上が可能です。(ハワイアンとビヤガーデンが主因のひとつ)
このあたりの業態開発も待たれるところです。

また、60数店程度の会社で、去年は21店もの出店をしています。完全な拡大期に入ってきているようです。またこれだけの率の新店経費をこなして、会社予想利益からは減額になりましたが、経常約3億は、この規模の会社として立派ではないでしょうか。

上場10周年

さて、本年創立20年ですが、来年10月は、上場10年です。
名証セントレックスに上場していますが、以前、東証への基準は満たしているがとの、株主総会での質問に対して、「機会を見て」と社長は答えたと言うことを聞いています。

創立が1995年10月。上場が2006年10月。11年目になってしまっていますが、同じ10月です。多少意識されていたと考えることが自然です。

そうであれば、来年あたり、東証への上場があっても不思議ではありません。東証一部以外であれば、直ぐにでも上場が可能と思われます。

名証新興でほとんど知名度はありません。株主優待も有利で、すこし特異なこの会社。上場を機にステージが少し変わる可能性もあります。
もちろん、ゼットンは末永く上がっていくという判断は変わりません。

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