NISA(少額非課税投資制度)の実質受渡日は12月26日からです。どうやら600万口座を超えているようです。この枠を全額使い切ると、毎年6兆円ほどの資金流入が市場にやってくると仮定されます。もちろん既存の口座で購入していたものをいったん売却してNISAに移すという選択肢もありますので、この通りにはなりません。

しかしながら、、、

NISAはある意味では、だめだめな投資制度です。年間100万円で、しかもいったん売却した分の枠は使えません。売りにくいのです。

初年度100万、これが5年続きます。次の年にさらに100万、これも5年続きます。利用者がこの非課税枠をうまく使おうとすれば、購入した株や投資信託を通して、この資金は市場に凍結させられます。そうです。毎年最大6兆円のお金がいわゆる実需となって株を吸収します。

私は貯金から投資への誘導のキャッチフレーズのNISA政策は嘘だと思っています。これは政府による、株価下支え、及び引き上げの明確な意志と政策です。そして、NISAがお手本にしたISAも同じ性質を思っています。資産形成に果たした役割が大きい、いえいえ、簡単に出ていかない資金を市場に投入させ、株価を下支え、あるいは上昇させた役割が大きい、そして、それが初めからの目的だったのです。

おそらく株式課税の特例措置廃止での増税軽減の代替措置でなく、アベノミクスの一貫でしょう。あるいは消費税増税の対策のひとつであるかもしれません。

まあ、そう言うことはどうでもよいかもしれませんね。私たちは私たちでNISAも上手に使いましょう。

配当などが非課税になっても知れています。大きいのは譲渡益の非課税です。それを享受するためによいのは、当サイトの注目銘柄のような中長期で大きな値上がり益を目指す銘柄だと思います。